自作PCパーツの選び方 メモリ
ご覧いただきありがとうございます。
「PCパーツの選び方」はシリーズものとしてマガジンにまとめています。お好きなところからご覧いただけますので、ぜひご活用ください!
メモリ選択のポイントは概ね以下です。
規格(DDR4/DDR5)
容量
速度
サイズ
ライティングの有無
規格(DDR4/DDR5)
現行メモリはDDR4とDDR5という2つの企画が混在しています。
これらの2種類はソケットの形状が異なるので、購入予定のマザーボードがどちらに対応しているのか確認しましょう。
マザーボードがDD5対応の場合DDR4メモリは物理的に挿さらないし、逆も然り。
一般的には後発規格の方が性能が優れていますが、DDR4メモリのメリットは価格が安いこと。おそらく同じ容量であれば半額程度に抑えられるはずです。また、DDR4対応のマザーボードは価格も安いので初期コストを抑えたい人には選択肢に入ると思います。
ただ、世の中の流れとしては徐々に新しい規格にシフトしていきますので今後数年間はDD5メモリが主流になると思われます。
今はいったんDDR4で様子を見ておき、あとでDDR5メモリに買い替える場合、マザーボードごと交換になるので注意が必要です!
容量
多くの方は16GB(8GB×2枚)、32GB(16GB×2枚)を選ぶことになると思います。たまに、メモリスロットは全部埋めたい!という方もいるので、そのような方は4枚挿したりします。
ただ、2枚よりも多く挿すと(体感できるかどうかは別として)メモリ速度が低下するため、特段理由がなければ同一メモリの2枚挿しを推奨します。
ちなみに、おすすめは32GB(16GB×2枚)。
この記事を書いている現在、Chromのタブを10個程度、YoutubeMusicを聞きながら作業していますが、メモリ使用状況はこんな感じ。
速度
メモリについて調べていると、6000MT/秒とか、CL32とか、そういうスペックを見かけることになりますが、これが速度を表す指標値になります。
コンピュータというのはCPUの計算結果をいったんメモリに格納するのですが、その計算結果を取り出すときの転送量が6000MT/秒の数字の意味です。この値が大きいほど、メモリ速度が速いことになります。
そして、計算結果を取り出す間隔のことをCLと呼びます。この値が小さいほど、遅延が少ないことになります。
ですので、転送量(6000MT/秒)の数字が大きく、CL値が小さいメモリが高性能なメモリとなりますし、価格も上昇していきます。
お財布が許せば高性能なメモリを購入すればよいと思いますが、メモリ速度については、マザボードとCPUにより制限が設けられていることも知っておきましょう。
例えば、ようくんが購入したマザーボード「ASUS ROG STRIX B650E-I GAMING WIFI」は、最大8000MT/秒と記載があります。
一方で、CPU「AMD Ryzen5 7600」の最大メモリ速度は、「DDR5-5200」と記載があります。
https://www.amd.com/en/products/processors/desktops/ryzen/7000-series/amd-ryzen-5-7600.html
マザボとCPUで速度上限が異なりますが、CPUの上限はあくまでもメモリ速度を定格運用する場合の話であって、オーバークロックする場合はこの限りではありません。
ようくんが購入したメモリ「G.Skill Trident Z5(DDR5-6000 CL32 16GB×2)」は、最大6000 MT/秒と記載がありますが、上のスクショにもあるように定格では4800MT/秒で動作しています。
公式ページにもある通り、EXPO設定により6000MTまで上昇するのでしょう。今後試してみたいと思います。
サイズ
メモリスロットのサイズは規格で決まっているので、その部分のサイズを心配する必要は全くありません。DDR4/DDR5の規格さえ間違えなければ装着できます。
最近のメモリは性能向上に伴い、発熱対策としてメモリ自体にヒートシンクが装着されていたり、ライティングのためにLEDが搭載されているものがあります。そのようなメモリは大抵メモリの高さが高い傾向にあります。
メモリの高さが何に影響するかというと、一番可能性が高いのはCPUクーラーにぶつかる(自作PC界隈では「干渉する」と表現します)こと。
そして、やっかいなことに「このメモリとこのCPUクーラーは干渉するか?」という疑問についてはやってみないとわからない、というのが現状でして、せっかく欲しいメモリとCPUクーラーを見つけたのに、干渉するかしないかの情報はいくら調べても見つからないという悲しみ。。。
最近は、CPUクーラーのメーカーもそのあたりへの配慮はしているようですし、それをアピールポイントにする製品もあります。不安でしたら、実際に組まれている方の動画を参考にされると安心かと思います。
情報収集の仕方はこちらでも紹介しておりますので、よろしければご覧ください。
ライティングの有無
多くのメモリメーカーはライティング(LEDピカピカさせるアレ)可能なものと不可のものがラインナップされています。
ライティングの有無はお好みで。ただし、先ほど申し上げた通り、LEDを搭載する分メモリの高さは高くなってしまうので、CPUクーラーとの干渉リスクについては気になるかもしれません。
ライティングについては、各マザーボードのメーカーが独自で規格を定めており、それぞれに名前がつけられています。
ASUS・・・AURA SYNC
MSI・・・MYSTIC LIGHT SYNC
ASRock・・・POLYCHROME SYNC
GIGABYTE・・・RGB FUSION 2.0
呼び方は違いますが機能はほぼ同じ。光り方をパーツ同士で合わせられるというものです。メモリが青に光ったときにファンも同じように青に光らせることが可能です。
メモリの光らせ方を他のパーツと合わせたい方は、メモリの製品ページを見ればどのメーカーのライティングに対応しているかが書かれていますので、ご確認ください。
G.Skill Trident Z5(DDR5-6000 CL32 16GB×2)を選んだ理由は?
メモリOC(AMD EXPO)を試してみたかった
自作PC動画で使われいることが多く、安心感があった
色が黒だった(重要)
ライティングさせたかった
さいごに
ご覧いただきありがとうございました。
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私も事前に調査したうえでパーツ購入したつもりですが、せっかくご覧いただいている方のためにも正確な情報をお伝えしたいと思いますので、もし間違いに気づかれた場合は、教えていただけると大変助かります。