【メカニカルキーボード】スイッチの種類を徹底的に調べてみた Cherry MX編
ここではCherry MXの主なキースイッチの種類と違いについて解説していきます。
Cherry MXスイッチ
数千万回のキー入力にも耐える耐久性が特徴。ゲーミングキーボードやプロ仕様のキーボードに採用されるメカニカルスイッチです。スイッチの種類は主に赤軸、青軸、茶軸とあり、タイピングの感覚やアクチュエーションポイント(キーボードが押されたと認識する深さ)等が異なります。
多くのキーボードメーカーがCherry MX軸を採用しており、レイアウトやキーキャップの種類が豊富でカスタマイズ性が高いのも特徴。
キースイッチのメーカーによっては同じ軸でも仕様が異なることがありますので、あくまで傾向として捉えていただければ幸いです。
赤軸
抵抗:45g(45gの力で押す必要がある)
アクシュエーションポイント:2.0mm
キー底打ち距離:4.0mm
打鍵音:比較的静か。オフィスなどでも使いやすい
押し心地:リニア
主にゲームプレイ中に高速なキー入力を求めるユーザーに向けて設計されています。抵抗が低いので軽いタッチでキー入力が可能。長時間の入力でも疲れにくいため、ゲームをしない人でも赤軸を選ぶことがあります。また、キーの押し心地を「リニア」と表現することがありますが、これは、押し始めから底打ちまで一定の押し心地が続くことを指しています。
デメリットとしては、抵抗が少ない分、意図せず誤入力が発生すること。また、「押した」という感覚を得られにくい(それでも底打ち感はある)ので、物足りなさを感じる人はいるかもしれません。
こちらの製品は赤軸で、HyperXの Alloy Origins Core RGB。ようくんが実際に使っているモデルになります。静音ですし&スタイリッシュな見た目、軽い打鍵感が気に入っています。
青軸
抵抗:60g(60gの力で押す必要がある)
アクシュエーションポイント:2.2mm
キー底打ち距離:4.0mm
打鍵音:大きい。オフィスの使用には向かないかも。
押し心地:クリック感
青軸スイッチは、「カチッ」という打鍵音によりクリックした感覚を得ることができるため、ゲームプレイやプログラミングなどで、正確なキー入力や「押せた!」という感覚を得ながらキー入力したい人におすすめ。そのため、赤軸とは対照的に誤入力を防ぎやすいのも特徴です。
デメリットとしては、抵抗が大きいため長時間の入力時には指が疲れることがあるかもしれません。また、打鍵音が大きいためオフィスでは使いづらいでしょう。
こちらの製品は青軸で、ようくんが最近気になっているキーボードメーカーKeychron製です。こちらはGateron製のキースイッチですがCherryMXキーと互換性があるため、近い使用感が期待できます。Bluetooth接続タイプなのでライティング目的であれば遅延は気になりませんが、上位グレードのK8 MAXはUSBによる2.4GHz通信が可能になりますので、ゲーミング目的の場合はMAXの方をおすすめします。
茶軸
抵抗:55g(55gの力で押す必要がある)
アクシュエーションポイント:2.0mm
キー底打ち距離:4.0mm
打鍵音:比較的静か。クリック音はない。オフィスなどでも使いやすい
押し心地:タクタイル感
赤軸と青軸の間くらいの力で入力しつつ誤入力を防ぎやすいのが特徴。クリック感がない分、タクタイル感により「押した感」を得られます。
この「タクタイル感」が何者なのかというと、アクチュエーションポイントに達した時点で軽い抵抗を感じることができるものです。この抵抗により「押した感」を得ることができるのです。
ただ、このタクタイル感の感じ方は微妙で「抵抗が弱い」と感じる人もいるようです。そのため、赤軸のような滑らかさや、青軸のような確かに打鍵した感を得たい人にとっては物足りなく感じるかもしれません。
ポジティブな表現をすれば、赤軸と青軸のいいとこどり、バランスが良い、オールラウンド、ネガティブな表現をすれば中途半端。
こちらの製品は茶軸で、ロジクールのゲーミングブランド LogIcool G から PRO X TKL LIGHTSPEED。使いやすい日本語配列でありながら、文字の刻印は英字のみ。USBワイヤレスなので遅延も気にならないでしょう。赤軸も選べます。
さいごに
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実は、Cherry MXキーには、他にも黒軸、銀軸、ロープロファイル仕様などもあります。それだけCherry MXキーは認知されていると言えますが、この記事の内容を知っていれば他のスイッチを選ぶときの参考にもなると思います。
Keychronはホットスワップ(キースイッチを交換可)に対応しているモデルもリリースしていますので、シーンに合わせて自分に合ったキーボード選びができるのでおすすめです!
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