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冬の三句 ~白熊杯~

父母子電車ごっこす冬の暮

ちちははこでんしゃごっこすふゆのくれ

❄️

冬眠を守れる洞の温かさ

とうみんをまもれるうろのあたたかさ

❄️

見上げれば天使の梯子春隣

みあげればてんしのはしごはるとなり

【一句目】
季語 冬の暮
もしかしたら覚えてくださっている方もいらっしゃるかもしれない。過去に無季俳句として詠んだものを、有季俳句に直した。
初冬にまだ帰らないと駄々をこね、縁石に両親と座り、肩を掴んで寄り添って暖をとりながら電車ごっこをした思い出を詠んだ一句。

【二句目】
季語 冬眠
ただ生きる。それだけで精一杯の生き物がいる。生きる術としての冬眠。守るうろ、土。そんな温もりのある存在に包まれ、ゆっくりとエネルギーを蓄え救われた人間も、いるのではないだろうか。一人いる、私だ。家族のおかげで今の私がある。
白熊杯ということで、少し熊と関連づけた?一句。(なお、白熊は冬眠しない模様。)

【三句目】
季語 春隣
どうしても、春隣で一句詠みたかった。けれど、なかなか納得のいくところまで行き着けなかった。今の私の現在地。

ちょうど一年ぶりの俳句大会参加となります。
ずっと参加を迷っていました。
まだクリエイターとして完全復活とはいかない状態で、エッセイならまだ書けるものの、創作は自信がなかったからです。
でも、大好きなフォロワー様たちの作品を読みながら、やっぱりいいなあと思っていました。
オープニングムービーも素敵で、かわいらしい白熊が寄り添うイラスト、デザインに和み、素敵な音楽に癒されます。今回もたくさんの方が運営に苦心され、この一年で工夫され、参加者のみなさまが楽しんでいらっしゃるんだろうなと。俳句自体は休んでいた間も触れていて、でも自分で詠むことはなく。
そんな折、公式さんからフォローしていただきました。え、公式さん!?と驚きました。
これは、背中を押してくださったのかな、と思いました。
「ほら、いつもそばにいるよ」
なんて温かい大会キャッチフレーズでしょう。
冬だからこそ、今の私だからこそ詠めるものがあるのではないかと、精一杯考えここに投じさせていただきました。
誰かの傍らに寄り添うことができたら。このキャッチフレーズだから、ここで表現したいと思いました。
今年は余裕があれば、春夏秋も詠んでみたいです。
今回はコメントまでできないかもしれませんが、みなさまの俳句・短歌・川柳も、楽しみに読ませていただきます。

大会ホストのしろくまきりんさん、ならびに運営のみなさま、今回も貴重な機会をいただき、ありがとうございます。
運営、ご審査大変だと存じますが、どうぞご自愛ください。

#白熊俳句


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