藍色【修正版】
橙色からうけついで
藍色が空そめてゆく
一番星をかざりつけ
わが色に空ぬりかえる
空の上からやってきて
橙色をみおくるの
輝く月にてらされて
夜がくるまでとどまるの
雲や海山鳥たちを
自分の色でつつみこむ
月や星らをきわだたせ
空あけわたす漆黒に
どれくらいねむってたかな
肩をたたくよ漆黒が
海の下から太陽が
もういいかいと顔をだす
橙色にひきついで
空の上へとかえりゆく
橙色がよんでいる
手をとりあって虹つくる
色のおりなす空模様
うつしだされる心模様
ああうつくしいこの空よ
今日も元気をもらったよ
🌈
すまいるスパイスで、Marmalade先生から貴重なアドバイスをいただいておりました。
作者への敬意と、それに応えるべく真剣に丁寧に向き合って熱心にアドバイスしてくださっているのが伝わり、とてもありがたい配信だなぁと思いました。他の方の作品へのコメントも含めて、大変勉強になりましたし、とっても味わい深いみなさまの詩の世界に没入できて幸せでした。
私が詠んだ際、美しく感動し元気をもらえる空を表現するために言葉選びや韻律にこだわりましたが、そこに固執してしまったなぁとも思います。
Marmaladeさんがおっしゃっていたように、叙景詩でありながら、個人的な感動をひっそり込めた叙情詩でもあるのかもしれないと思います。詩で感情を表現する難しさを痛感しました。
私が迷い悩んだ部分に的確にコメントをくださり、新たな気づきもあり、私の作品にもひたむきに向き合ってくださってとってもうれしかったです。
せっかくいただいたアドバイス、いつか生かしてリライトしたいと思っておりました。
紫乃さんの企画を目にして、参加してみたいなと思い、一年越しになってしまいましたが、リライトすることにしました。
※応募が殺到したら遠慮なく外してください。
紫乃さんの、おちゃめさと上品さを兼ね備えたお声がとっても素敵だなぁと思っております。
その声で紡がれる、紫乃さんによる朗読、楽しみです。
Marmaladeさんのアドバイスを生かして、改善できていたらいいなと思います。
色、空の擬人化といいますか、色や空に命が宿っているような、そして融合して手を取り合っているような印象の表現はどうしてもしたいなと、そこは表現を変えつつ残しております。
好きな空たち、自分の思う藍色を、今回は心模様を少し現しながら詠んでみました。
虹色から選んでというお題を受けて、小学生のときに「空から元気もらおう」という400字ほどの作文を新聞に投稿したことを思い出しました。えもいわれぬ美しい夕焼けにただただ感嘆したんです。そのときの感情を幼い拙い文章で綴りました。あれが私の表現の原点かもしれません。
そして、大人になっても、空の美しさにうれしいときもつらいときも元気をもらい、美しいだけではないいろんな感情を彷彿とさせる空に、寄り添ってもらっているなぁとふと思うことがあるのです。空にただただ見とれた子どもの頃の気持ち、今までのいろんな気持ち、今の気持ちを精一杯込めました。