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R6中小企業診断士合格/2次筆記試験の振り返り
今年の2次試験の結果が届き、ついに中小企業診断士に合格することができました!去年の悔しさをバネに、今年はワクワクしながら結果を確認しました。
2次試験の筆記試験を振り返ります。
中小企業診断士の合格通知の一式に、2次筆記試験の結果通知が入っていました。
合格者も葉書サイズの合格通知なんですね。
1.中小企業診断士試験、2次筆記合格!
去年の試験では、8点足りず、合計232点でした。どの科目もあと一歩及ばず、本当に悔しかったです。
しかし、今年は合計267点、得点率は66.75%と、各科目とも点数を伸ばすことができ、合格基準の240点をクリアすることができました!
去年の記事はこちら
合格できた今年はこれです!
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事例1…70点(去年から16点プラス)
事例2…67点(去年から11点プラス)
事例3…56点(去年から2点プラス)
事例4…74点(去年から6点プラス)
合計…267点(去年から35点プラス)
2.各科目の振り返り
結果がわかる前に、令和6年2次試験の振り返りを書いていました。2次試験直後の予想と比較しながら、改めて振り返ります。
事例1について
事例1は「合格点に届いている」という予想のもとで、70点でした。
第1問目の強み・弱み分析も「地元密着型の質も高い輸送(強み)」や「旧態依然の管理体制が温存(弱み)」など、ヒントが分かりやすかったです。
優秀な長女(2代目)と長男。現実にあるんだろうかとは思わなくはないですが、年功序列の県内事業部との対比もヒントになりましたね。
(※長男が「やや独断的な面もあったが」って部分は、必要だったのか気にあるところ…)
第3問のZ社目線の問いは新しさもあるものの、後継者育成(第2問)や配置転換の狙い(第4問設問1)など、典型論点が多かった印象でした。
事例2について
事例2は「合格点に届かなかったものの、足切りレベルではなかった」という予想のもと、67点でした。
直前の振り返りでは手ごわい問題だったとの感想。
口述前に落ち着いて読み直してみると、すごくバランスよく要素が散りばめられた与件文だったなぁと感じました。
第1問目のSWOT分析は典型問題。第2問目はふるさと納税という変わったテーマ。観念価値の意味は、当日よくわかりませんでしたが、予備校各社の模範解答を見ると、大きくは外していなかったようです。
第3問は「まさか2年連続サブスク!?」とよぎりましたが、サブスクとは書かず、中古レンタル事業にしてみました。想定答案がいくつかあった問題だったのではないか、と思います。
第4問は、実店舗とECサイトとの連携。これも似たような問題を解いた記憶があるので、典型論点だったのかな。
事例3について
事例3は「足切りレベルだった」との予想で、56点。今回唯一、合格点(6割)に届かずでした。
第1問の強み分析は典型問題。第5問の新事業展開も、強みと連携した方針として書けた気がしています。
問題は第2問から第4問…与件文が、かつてないほど短く、要素が少ない。要素が拾えないし、第2問と第3問の問題の切り分けが、分かりにくい。
たぶん、ここで大きく点数を落としたのではないかと推定しています。
第4問は、価格交渉を円滑に行うための社内の事前対策。「社内の」というヒントから、営業部員が原価計算をせず価格交渉できてない、という方向で書きました。
点数が56点ですが、素点で取れた気がしない。ある程度の調整があったように感じています。
事例4について
事例4は「足切りレベルだったのではないか」との予想で、74点。まさかの7割超、かつ、最多得点!
診断士試験の最大の謎なんですよね…模範解答を見ると、配点30点の第3問(投資判断)の最後の答えは、全部間違ってるんですよね。
それでも74点だったのは、
・途中計算過程にかなりの点数がある
・合格判定に使用される点数が素点ではなく調整が入っている
ということなんだと思います。
さらに、第2問(セールスミックス)は、設問1の計算でキレイな数字で出てきたのに、答えとしては違う答えを書いたんですよね(結局、最初に出てきたキレイな数字が正解だった…)
第1問や第4問で正解を外していなかったとしても、全体としての出来は良くなかった。でも、一番点数が良かった。なぞ…
3.全体の感想
今年合格できた理由としては、
・事例1と事例2で大きく昨年度より点数を伸ばせたこと
・苦手な事例4でも、計算過程の記述でかなり点数を稼げたこと
にあるのかな、というのが自己分析です。
今年に点数を伸ばせた勉強教材については、また別の記事にしたいです。
中小企業診断士試験は、どこまで勉強しても、確実に合格できるレベルになれるのか不安になるほど、当たり外れが大きい試験だと感じました。しかし、今回の合格を励みに、これからも学び続け、社会に貢献できる人材を目指していきたいです。
どなたかのお役に立てれば幸いです。