横石 崇(Tokyo Work Design Weekオーガナイザー)

&Co.代表取締役。国内最大規模の働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」代表。鎌倉のコレクティブオフィス「北条SANCI」支配人。著書に「これからの僕らの働き方 」(早川書房)、「自己紹介2.0」(KADOKAWA)。法政大学キャリアデザイン学部兼任講師。

横石 崇(Tokyo Work Design Weekオーガナイザー)

&Co.代表取締役。国内最大規模の働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」代表。鎌倉のコレクティブオフィス「北条SANCI」支配人。著書に「これからの僕らの働き方 」(早川書房)、「自己紹介2.0」(KADOKAWA)。法政大学キャリアデザイン学部兼任講師。

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【ありがとう、すべての働き方へ】渋谷の街で「勤労感謝の花」を配布します 〜働き方の祭典の十周年特別プログラム〜 | Tokyo Work Design Week 2022 【勤労感謝の日】

こんにちは。働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」オーガナイザーの横石と申します。

今年で十周年を迎えると同時に閉幕することになりました。 

そんな感謝と御礼を込めて、「勤労感謝の日」に渋谷で、勤労感謝の花「Thanks Flower」を配ってプレゼントしようとしています。よければ、お気軽に立ち寄ってください。

ちょっと長めの開催告知文になりますが、下記を読んでもらえればうれしいです。 


◆東京の真ん中で、“花と感謝”をくばる。 
TWDW

    • 【働き方の祭典、開幕】 今年を象徴する漢字は「離」だと思っている。

      TOKYO WORK DESIGN WEEKオーガナイザーの横石です。みなさまにとって2020年はどんな年だったのだろう。 あいにくスポーツの祭典「東京2020オリンピック・パラリンピック」は開催に至らなかったが、おかげさまで自身で手掛けている働き方の祭典「TOKYO WORK DESIGN WEEK 2020」は11月に開催することになった。(関係者のみなさまに感謝を) 今年は総合テーマに『2020年の世界で、働き方が学んだこと』を掲げ、この一年間を総括するような思いで

      • 「家だと仕事をさぼるのではないか」「セキュリティを守れないのではないか」「会社の文化が壊されるのではないか」「顧客対応が疎かになるのではないか」問題にこたえる #テレワークのハードル

        ご縁がありまして、世界的ベストセラーになった”リモートワークの聖書”と呼ばれる「リモートワークの達人」(早川書房/原題は「強いチームはオフィスを捨てる」)という本の解説を担当させてもらいました。こちらはWIRED.jpに寄稿した解説文でして、テレワークのハードルについても触れているのでよければ御覧ください。 ここでも触れておりますが、リモートワークやテレワークの最大の障壁になっているのは「人の気持ち」にあると考えます。事業構造や組織の仕組みの壁、セキュリティ対策などたくさん

        • 「私が死んだらあなたに死に化粧をお願いしたい」 #会えない時代になぜ装う

          化粧の起源には「衛生」という概念があったはずだ。感染症との対峙を含めて、衛生こそが人類の美意識をアップデートしてきた。コロナ禍でも同じく、私たちの美意識を加速させている。実際に、顔認証機能の浸透や非接触型の行動様式への移行は目まぐるしい。マスクの装着がデファクトスタンダードになった世界では、化粧スタイルもだし、プレゼンテーションの方法もガラリと変わっていく。”会えない時代の装い”は、私たちの衛生や養生のリテラシーから生まれてくるものが多いのではないだろうか。 衛生(えいせい

          【ジェンダー】女性もいるのに、”僕ら”を使ってもいいのか問題

          自身で手掛けている働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」の時期が近づいてきた。そこで、全体の方向性を定めるためのテーマについて、メンバーと喧々諤々やりながら、ひとつのテーマ案が浮かんできたのがコレ。 「2020年の世界で、僕らが学んだこと」 開催時期がほぼ年末ということもあり、大騒動となった今年の一年を振り返る意味でもよい道標になると思ったからだ。(悪くないだろう) しかし、みなさんはこのタイトルを見て、お気づきだろうか。やってはいけないことをやっ

          【ジェンダー】女性もいるのに、”僕ら”を使ってもいいのか問題

          電話を捨てよ。楽器を鳴らせ。 〜リモートワーク時代のプレゼンテーションを考える〜

          働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」など手掛けているイベントオーガナイザーの横石です。 コロナの騒ぎになり、オンラインイベントに完全移行してから4ヶ月。毎日のように自宅からオンラインイベントの主催や出演をこなし、おかげさまで4ヶ月でのべ3万人の方に参加してもらっている。実はこの3万人という数は、リアルイベントで7年かけてコツコツと積み上げた数と同じだったりするから、改めてオンラインによる”拡げる力”には驚かされる次第だ。こんな現象もニューノーマル・パ

          電話を捨てよ。楽器を鳴らせ。 〜リモートワーク時代のプレゼンテーションを考える〜

          ”一生懸命”に働くのをやめました。 #ジョブ型雇用で変わることは

          「日経Comemo」のKey of Leadersの末席にいる”働き方お兄さん”こと横石です。気がつけば2ヶ月ぶりの投稿をお許しください。こんな文庫の解説文を書いたりしていました。 夏になっても収束の目処が立たないコロナとの共生時代。安全と経済の波を乗りこなしながら、これからどんな働き方が求められるのだろうのか。何を大切にして働いていけばいいのだろうか。ぼくは「一緒懸命」の時代になると思っている。一所懸命でもなければ、一生懸命でもない。離れていようとも、他者と共に働くことが

          ”一生懸命”に働くのをやめました。 #ジョブ型雇用で変わることは

          日本初であろう24時間チャリティ・オンラインイベント「Hello, New Normal」なるものをやることになった。

          この度、日本初であろう24時間チャリティ・オンラインイベント「Hello, New Normal」なるものをやることになりました。 といっても、僕が主催するわけではなく、日本でも有数のコミュニティイベント・プラットフォームを運営するPeatix社が音頭をとって、24のコミュ二ティがバトンをつないでいくものです。 言ってみれば、24時間ぶっつづけのオンラインイベント駅伝みたいなものでしょうか。 僕はその言い出しっぺにしか過ぎないわけですが、何よりも実質2週間で企画して制作

          日本初であろう24時間チャリティ・オンラインイベント「Hello, New Normal」なるものをやることになった。

          「オンライン授業の鬼十則」について教えてもらった

          今春から大学講師(兼任)になりました。オンライン授業、最高です。こんなに「学ぶこと」「教えること」が面白いことだったとは初めて知りました。きっとオンライン授業じゃなかったら、教育の面白さに気づかずに講師業を淡々とこなしていたかもしれません。 ぼくの担当はマーケティング関連の授業です。受講生は2〜3年生がメインで150名ほど。受講後のアンケートを読むと「他の先生にもノウハウをシェアしてほしい」「オンライン授業が好きになった」と好評で、各回の満足度も95%を超えていたので少しホ

          「オンライン授業の鬼十則」について教えてもらった

          オフィスが恋しい。

          ここ一ヶ月ほどではあるが、人と会わずしてリモートワークが中心になった結果、わかったことがある。それは、人と対面する「打ち合わせ」は、ラグジュアリー(贅沢品)だったということだ。 リモートワークでは不要になった「移動」だけとってみても、打ち合わせの目的地までのタイムマネジメントや10分前集合などのリスクマネジメントも必要になれば、移動経路の選択も必要だし、会議室の予約作業で難航することもあれば、光熱費も、飲み物を手配する手間暇とコストがかかっていた。今まであまり深く考えてこな

          リモートワークが生み出す新市場「Out Of Office(OOO)」

          突然のリモートワークに戸惑う人も多い中で、ファッション業界はテレビ会議の画面上でもきちんと見える装いや礼儀として「デジカジ(デジタル・カジュアルウェア)」なるものに注目しているようだ。 とはいえ、COVID-19出現以前でも、テレビ会議が頻繁に行われていたグローバルカンパニーでは、TシャツでもパーカーでもYシャツでもないジップアップセーターが目立っていた。上半身をエレガントで礼儀よさを保ちながら、楽チンさを求めると自ずとそうなる。(僕もジップアップアイテムをいくつか持ってい

          リモートワークが生み出す新市場「Out Of Office(OOO)」

          正しさを追い求めた結果、社員はゾンビ化する。 #どう変わる正社員

          「#どう変わる正社員」というお題でたくさんの意見投稿されていたので、どんなものだろうといくつかを読んだ。「正社員は普遍である」という論調もあれば、「失われた30年を経て、大きく変化した」「大変革目前にある」という声もある。更にコロナウイルスによる働き方の強制的シフトチェンジによる影響もあって、生々しく読んでいておもしろい。文明開化直前の武士の要・不要もこんな感じだったのかもしれない。 僕は日本の正社員をめぐる労働市場において大きな問題は「一括採用」にあると睨んでいる。世界は

          正しさを追い求めた結果、社員はゾンビ化する。 #どう変わる正社員

          ポスト・コロナ時代の”三種の神器”の一つを求めて。

          つねづね、「イノベーションが起きるというのは景色が変わること」だと思っているわけだが、新型コロナウイルスによって、街の風景が見事にガラッと変わり、マスク着用が当たり前の世界(特にアジア圏の都市)になったのは、ひとつのイノベーションが起きたとも言える。 自分自身は花粉症重症患者なので、マスクは生き延びていくためには必要不可欠なサバイバル・アイテムなのだが、大気汚染対策や防寒対策としてもマスクは使えるし、女性だとメイクの煩わしさをカットしてくれる変装アイテムでもあるのでマスクの

          ポスト・コロナ時代の”三種の神器”の一つを求めて。

          グーグル社の貼り紙(A4)が人類の向かう先を指し示していた。

          先日、ロサンゼルスにある新しくできたGoogle社屋へお邪魔する機会があった。航空機格納庫を改装した、床面積約5万平方メートルもある巨大なインパクトオフィスだ。 ここはGoogle社の中枢でもあり、誰もが羨むような職場環境であることには間違いないのだが、通路にペラっと貼られていた紙っぺらが目に止まった。(ちょうどこの写真のテラスにある階段を上がったところあたりにペラっと)たぶんこの社屋で唯一の張り紙。 A4サイズぐらいの画用紙に手描きで、「YOU ARE NOT ALON

          グーグル社の貼り紙(A4)が人類の向かう先を指し示していた。

          働き方改革は、出発点を間違えたんじゃないの?  〜「働き方の祭典」を終えて感じた私見〜

          今年で7年目となる働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」(以下、TWDW)が終了した。東日本大震災以降、新しい働き方の選択肢づくりが必要だと「働き方のフジロック・フェスティバル」を標榜し、毎年毎年叫び続けている。今では韓国・ソウルでの開催を含めて、のべ3万人以上が参加したアジア最大の働き方にまつわるカンファレンス・フェスティバルまでになった。 僕はその言い出しっぺとしてオーガナイザーの役割を担い、企画や運営の面倒を見ている。全てのプログラムに参加できた

          働き方改革は、出発点を間違えたんじゃないの?  〜「働き方の祭典」を終えて感じた私見〜

          今年のデザイン界のキーワードは「sustainable future」(国内は違うかもですが)

          プロデュースしたコレクティブオフィス「北条SANCI」が、米・ビジネス誌「FAST COMPANY」のInnovation by Designアワードの「Workplace」部門にGoogleやSlackなどの並みいる競合と共に入賞した。日本ではあまり馴染みがないかもしれないが「FAST COMPANY」といえば、GoogleやAppleなどをはじめとするシリコンバレーにおけるInnovation Cultureを先頭で牽引してきたメディアということもあり、愛読者として個人的

          今年のデザイン界のキーワードは「sustainable future」(国内は違うかもですが)