『あたらしい「路上」のつくり方』に殿橋テラスが事例として紹介されました
2018年4月27日に発売された『あたらしい「路上」のつくり方——実践者に聞く屋外公共空間の活用ノウハウ』におとがわプロジェクトと殿橋テラスが事例として紹介されています。
『ローカルメディアのつくりかた』などの著作で知られる編集者影山裕樹さんによる編・著で、殿橋テラスの事例は、おとがわプロジェクトに深く関わっていただいている建築家/リサーチャーの榊原充大さんによる寄稿です。
「殿橋テラスはなんで殿橋の橋詰でやることになったの?」「許可を取るためにどんなことをしないといけなかったの?」「様々な困難をどうやってくぐり抜けてきたの?」などなどの疑問に答えてくれるテキストです。現場で奮闘したNPO法人まち育てセンター・りたの天野さんや事業者として殿橋テラスで「パーラーニューポートビーチ」を運営した「California Parlor – Quiet Village」オーナー川浦素詳さんの言葉を交えながら、くわしく書かれています。
この本は、「実践者に聞く屋外公共空間の活用ノウハウ」がサブタイトルになっている通り、世代を超えて引き継がれた長野県諏訪郡原村の野外上映、岡崎市の籠田公園でも行われたアウトドア・ウェディング、京阪電車・中之島駅のホーム酒場、まいまい京都というまち歩きツアー、地域にとけ込む野外フェスとして豊田の「橋の下世界音楽祭」や東京の自由が丘の「Erection-Block Party-」、海外からは香港の路上実践などが事例として紹介されています。
事例のほかにも「屋外イベントを成功させる行政手続きの心得」として、屋外でイベントをするにはどのように許可を取ればいいのかをTipsとしても紹介しています。
おとがわプロジェクトでも積極的に行っている公共空間の利活用について、全国でも様々な取り組みがされていることを本書を通して多くの人に知ってもらえたらうれしいです。