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まちの魅力の伝え方と写真の関係、今年撮った岡崎の写真をふりかえって

先日、岡崎カメラがっこうのローカルフォトの話がすごく楽しかったのですが、多分少し前からまちの魅力の伝え方と写真の関係についてぼんやり考えていたからだと思います。愛知県岡崎市の中心市街地の取り組みを紹介する活動をしているのですが、もしかしたら写真を通してできることがもっとあるのではと2つのきっかけから思うようになりました。

2つのきっかけ

きっかけの1つは、名古屋の長者町でまちづくりの取り組みを行っている名畑恵さんの話を伺ったときのこと。スライドの写真に出てくるまちの人たちが本当に生き生きとしていて、どうやって撮られたのかものすごく気になっていました。後から聞いた話では、名畑さんの師匠である、延藤安弘先生の撮られた写真とのこと。延藤先生はまちの人たちの写真を撮るだけでなく、幻燈会という上映会をおこなってまちの魅力を写真を通して伝える活動をされていたそうです(かなりラフな説明ですいません)。まちの人たちが気づいていなかったまちの魅力を再発見し、写真を通して自分たちのまちが好きになる。写真にこんなまちへの貢献の仕方があるのかと刺激をもらいました。

もう1つが、小豆島・醤の郷+坂手港プロジェクト「観光から関係へ」のドキュメントに出てくる写真を見ていたときのこと。今更ながらドキュメントを見れば見るほどいい写真だなと。写真家の濱田英明さんがプロジェクトに参加されていて、記録写真を撮られたとのこと。書籍『小豆島にみる日本の未来のつくり方:瀬戸内国際芸術祭2013 小豆島 醤の郷+坂手港プロジェクト「観光から関係へ」ドキュメント』から濱田英明さんがプロジェクトに参加されていた時の思いを読むことができます。

僕の仕事は写真を撮ることだ。そもそも写真には「被写体とのかかわり」が必ず内包されている。小豆島に行く前からそのことはわかっていたけれど、絶対的な確信を得られたのはこの仕事のおかげだと思う。(記録から記憶へ 〜写真を通してかかわるということ〜  より)

写真って人との関わりがあってこそだと改めて思いました。

2018年撮らせてもらった岡崎の人たちと風景

今年の後半から前述のきっかけもあり、まちの魅力を伝える写真ってなんだろうなと考えながら撮るようになりました。

大人たちは楽しく飲んで、子どもたちは走り回っていた、乙川ナイトマーケット。(6月)

伊賀川でナイトピクニック、エキュメさんのごはん、めっちゃ美味しかった。(6月)

連尺通りで行われた一箱古本市、本を介しておしゃべりする楽しさ。(11月)

連尺通りで行われた生活社会実験のある日、外で打ち合わせをしていたら顔見知りの人が通り過ぎることも。(11月)

こちらは康生通りの社会実験のある日、外でくつろぐのは気持ちをみんなで共有したなと思いました。(11月)

殿橋のすぐ下の河川敷で行われた放送はしないラジオの公開収録の形式で行われたおとがわラジオエア収録。憧れのラジオ企画。この形式インタビューするのにめっちゃいいフォーマットでした。(10月)

殿橋で行われていた社会実験「殿橋テラス パーラーニューポートビーチ」。2018年度の最終日。仮設店舗が営業終了と同時に元の欄干に戻されていく様子の記録。

殿橋テラスの期間が終わり、最後に記念撮影。(10月)

市役所の近くの公園で行ったランチ会。定期的に開催できました。(12月)

乙川河川敷で行われたハンドメイドセレクトマーケット。意外と男子も楽しめるマルシェです。ぼうし買った。(12月)

ハンドメイドセレクトマーケットの日、子どもたちは川で遊ぶ。(12月)

ローカルにいるからこと撮れる写真、これからも続けていきたいと思います。