岡崎カメラがっこう、2年目がはじまりました
カメラを片手にまちを歩き、まちの人たちと話をし、まちの人たちの写真を通じてまちの魅力を発信・再発見するプロジェクト「岡崎カメラがっこう」。2年目が2019年11月16日(土)にはじまりました。この日は「まち編」として、岡崎市の市街地をまち歩きしました。今年は参加者としてではなく、運営スタッフとして関わっています。
地域に暮らしているからこそ撮ることができる「ローカルフォト」について、まずは講師のMOTOKOさんからお話をいただきました。「ローカルフォト」とは、public(公/広告)でもない、private(私/アート)でもない、その中間ぐらいにある人と人とを繋げる common(共)の写真と定義されていて、例えば、三村ひかりさんが行なっている小豆島カメラという活動は、仕事ではないが、その活動によって、島に関心を持って訪れてくれる人が増えたり、行政から写真を使わせて欲しいという依頼があったり、公(行政)と私(小豆島カメラ)を繋げる役割をはたしているそうです。
三村ひかりさんからの小豆島カメラの活動の紹介で印象的だったのは、「日常の暮らしの伝えたいことを胸に写真を撮ると、それが見るひとに伝わり、自分たちが暮らしている場所が好きになって、暮らしが楽しくなる」というお話でした。ローカルフォトは、いわゆる観光地を写真で撮るわけではなく、日々の暮らしをどうみんなで楽しんで写真を撮るのかが大事なんだなと改めて思いました。
三村さんから、この日オリンパスさんからご提供いただいたカメラの使い方のレクチャーを受けた後、午後からまち歩きを行いました。
まち歩きは、能見通にある愛知屋仏壇本舗さんと松本町にある松應寺さんとケーキ屋パスレルさんを訪問しました。普段見ることができない職人さんの仕事や貴重なお話を伺うことができました。
カメラが人と人とを結びつける、この日初めて会った写真が好きという参加者同士が、wagamama house さんの美味しいお弁当も相まって、午後のまち歩きの頃にはすっかり打ち解けていてチームになっていたことにとても驚きました。カメラはコミュニケーションツールとして、撮影者とまちの人たちだけじゃなく、チームメンバー間も結びつけるんだな改めて感じました。以下は、三村さんが撮影したまち歩きの様子です。
また、活動をチームで行うことの面白さも再認識できました。チームでまちを歩き撮影、発信することで、多様な視点で、気づいていなかったまちの魅力をたくさん見ることができました。以下、参加者の写真は一部ですが、色々な切り口があって面白いです。
写真を通して自分たちのまちがこんなに魅力的なんだと気づき好きになる、いわゆるシビックプライドを取り戻すことが、この岡崎カメラがっこうのシティプロモーションとしての目的です。参加者はもちろんのこと、撮影させてもらった地域の人にもそう感じてもらえるようにしっかりやりたいと思います。
次回は、さと編として、冬の駒立のぶどう農家さんを訪問します。冬の中山間地域の農家さんの暮らし、今から楽しみです。