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育休取得者の同僚に最大10万円

「同じ職場で何度も育休取るのは申し訳ないかな‥」
「育休から復帰したばかりで、また子どもが欲しいなんて同僚には言いにくい‥」

そう思う人も少なくないはず!

賛否両論あるかもしれませんが、2023年3月、三井住友海上火災保険が「育休職場応援手当(祝い金)」(以下、育休職場応援手当)という新たな制度を7月から導入すると発表したそうです。

すごいなーいいなー。

育休取る人・送り出す人“全方位ハッピー”な職場

三井住友海上さんのこの制度は、組織の規模×育休の取得予定期間で支給金額が決まるようです。

人数が少ない職場ほど、社員一人が育休を取得した際の同僚の負担は大きくなりますから、職場の規模を考慮した制度設計にしました。

育休の取得予定期間については、「3カ月以上」か、「3カ月未満」かで区切って支給金額に差をつけております。なお、産前産後休暇の期間もこの取得予定期間に含めて判断することとしています。

例えば13人以下の職場の場合、育休取得予定期間が3カ月以上なら同僚に10万円が支給され、3カ月未満なら3万円が支給されます。

10万円は多いのか少ないのか‥

私の職場でも同じ制度が導入されていたら、同僚は10万円もらえてたのかと思うといい制度に感じる!

スムーズな人員配置になるとは限らない

育休取得者が男性でも女性でも、出産は確実にこの日に産まれる!という100%予測が不可能なため、後任の着任が間に合わない‥なんてこともありえます。

適任者がなかなか見つからず、最初の何週間かを同僚が 業務サポートすることも容易に想像できます。

私自身も、第1子のときは産休から2ヶ月間、第2子のときは産休に入る2週間前まで後任が決まらず、まずは上司・同僚に引き継ぎ、その後に着任した後任へと引き継ぎした業務もありました。

その期間分の支援金として、上司と同僚に10万円が配られたら嬉しかったなと思います。

チームメンバーの入れ替えで生じる混乱

スムーズに後任が決まり、復職も同じ職場に戻れたとしても、やはり変化に伴う業務や心理的負担はきっとあります。

有名なタックマンモデルの5つの段階もチームメンバーが1人でも変わると最初の形成期に戻ると言われているように、人が出たり入ったりすれば、組織としてのザワザワ感はあるものです。

タックマンモデルには結成から解散に至るまで、組織の状態に応じて5つのステージが設けられています。その5つとは、形成期(Forming)・混乱期(Storming)・統一期(Norming)・機能期(Performing)・散会期(Adjourning)です。

こういうときに、すっと10万円お祝い金を渡されたら、みんなでお食事会とかでコミュニケーション取れそう。

男性育休3ヶ月以上が増えるかも

再掲。

人数が少ない職場ほど、社員一人が育休を取得した際の同僚の負担は大きくなりますから、職場の規模を考慮した制度設計にしました。

育休の取得予定期間については、「3カ月以上」か、「3カ月未満」かで区切って支給金額に差をつけております。なお、産前産後休暇の期間もこの取得予定期間に含めて判断することとしています。

例えば13人以下の職場の場合、育休取得予定期間が3カ月以上なら同僚に10万円が支給され、3カ月未満なら3万円が支給されます。

育休取得予定期間が3カ月以上なら同僚に10万円、3カ月未満なら同僚に3万円支給されます。

3ヶ月以上取得するでしょう。

我が夫も、第2子出産前後で育休を3週間取得しました。

夫は「育休取ったぞー!その前後の仕事マジ大変!」って感じでしたが、妻の私としては正直1ヶ月健診、2ヶ月健診&予防接種あたりまでの期間、家事と長女の送迎をしてくれると助かるなぁと思ってました。

3ヶ月以上取得で10万円という区切りがあると夫の職場ではそれ以上の期間の取得を推奨されたように感じます。

(〇歳までに資格取得で10万円!などの制度がある会社なのでなじみやすいイメージです。)


育休取得者の同僚に10万円。

育休取得者への支援や基本給を減らした時短勤務などの制度も増えてきていますが、育休取得者の同僚を対象とする制度はまた違って興味深いなと感じました。

これからも、育児や介護など仕事と家庭の両立をがんばる社員を持つ企業の新しいアイディアを見つけたらnoteでわたしの意見とともに共有します/