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【理想と現実のバランスに気づくこと】書籍:論語と算盤 レビュー6
本日はアートから。
みなさん、こんにちは、横山です。
ジメジメした日曜日ですが、いかがお過ごしでしょうか?
僕は本日、知り合いの方が個展を開かれるという事で久々にアートを堪能してきました🎨
名古屋市名東区にある未完美術館という場所で開催されています。
カメラで撮影する際に通常はネガフィルムを使うのですが、ポジフィルムの面白さを提案してくれている個展です。
デシダルで撮影したものをデジタルで見るのではなく、アナログで見ることの素晴らしさがよく伝わる個展でした。
初めてポジフィルムの画像を見たのですが、こんなにも臨場感や発色がいいものだとは知らず、ビックリしました!
6/14(月)までらしいので、名古屋市にお住まいの方はぜひ行ってみてください🚗
きっとリアルの素晴らしさを感じられると思います。
第6章 人格と修養
さてそんな形でデジタルとアナログに触れてきたのですが、これは書籍:論語と算盤でいうところの"理想と現実"に近いなと思ったので第6章について書きたいと思いました。
これまで様々な組織やコミュニティに参加して感じている事があります。
それは自分自身にも言える事ですが•••。
人は何か自分自身に欠乏感を感じていて、それを埋めるために外部のコミュニティやセミナーに参加するという行動を取ります。
その行動自体は素晴らしいです。
ただ注意しないといけないのは、その所属する組織やコミュニティの理想や方針、やり方、手段に陶酔してしまい、がんじがらめになってしまう事です。
あくまで組織やコミュニティは、1説の考え方や1つの活動を示しているのであって、それが必ずしも正義ではないということに気づく必要があります。
"自分軸" = 自己の揺るぎない考え方を育てていかない限り、外部に影響され続け、結果として不幸になってしまいます。
1つの考え方や活動などは、自分の自分軸に合うか合わないかも考えるきっかけの一つに過ぎません。それを選ぶか選ばないかはハッキリと決める必要があります。
この自分軸を磨くという所作(しょさ)を本書では"修養"として定義していると僕は考えました。
『修養』- 自分を磨くことは、どこまで続ければよいのかというと、これは際限がない。
ただし、このときに気をつけなければならないのは、頭でっかちになってしまうことだ。
自分を磨くことは理屈ではなく、実際に行うべきこと。だから、どこまでも現実と密接な関係を保って進まなくてはならない。
この言葉は刺さりますね。
自分の仕事に全く関係のない自己啓発の場合、そこに熱中し始めると自分はより良い方向に向かっていると誤解して、依存しやすくなる傾向にあります。
その自己啓発が趣味で楽しむものであるのであれば全く問題ありません。
しかし気をつけないといけないのは、何か本業に不満があって新たなことを学んでいる場合、その新たな学びを現実の仕事に適用しなければ後々後悔する羽目になります。
現実の課題に適用せずに、コミュニティに依存ばかりしていると、結局、物事は前に進まないからです。
社会に生きる人々の気持ちが利益重視の方向に流れるようになったのは、およそ世間一般から人格を磨くことが失われてしまったからではないだろうか。
あと自己の戒めでもあるのですが、理想ばかりを語らないようにしないとなと思う今日です。
現実の状況を見ずに、自分のあるべき姿ばかりを並べて統率しようとする人が世の中にはいますよね。
ですが、あまりに現実を度外視しすぎると誰も幸せにならない事は身をもって体験してきました。
現実を見ずに理想ばかり語るのは、まるで"ペンギンに空を飛べ"と言っているようなものですね。
※こちらのYouTubeは2008年にBBCがエイプリルフールに流したフェイクニュースです。
これからは今の自分たちの置かれている状況を冷静に分析し、一歩ずつ自分たちに出来ることを並べていき、地道に活動していく必要があると考えます。
それがあってこそ初めて未来が描かれはじめる。
理想と現実のバランスです。
どっちも度外視してはいけない。
だけど極端になってもいけない。
調和が大切。
そこには、見栄や地位や金銭などなど外側の利益は一切不要であり、まずは精神的な繋がりが必要不可欠です。
そんな自分になれるように日々精進せねばと感じた1日でした。
何がみんなのためになるのかを考えもせず、豊かで高い地位にいるには、私にとっては浮き雲のようだ
ここまでの長文読んでいただきありがとうございました😆