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monbon
ありがとうだらけの世界
毎日、車で通勤している。
ちょうど幼稚園や保育園に子どもを連れて行く途中や、その帰りの保護者の多い時間だ。
子どもを乗せるための、ゴツすぎるほどの自転車。
その自転車には不釣合いなほど華奢なママもいる。
時折その中に、とにかくくたびれて「もう自分はどうでもいい」「誰か助けて」とでも言いたげな表情を見ることがある。
ギュッと胸が苦しくなる。
事情はそれぞれ違うだろうな、と思う。
シングル。
夫が単身赴任で不在。
夫は生活時間が合わない。
その中に、よくTwitter(現X)で見かける「夫は、それが妻の仕事だと思ってる」もある。
子育てだけじゃない。
ほんとにみんな、それぞれ事情があって、それぞれ大変だ。
そう。
それぞれ大変だからこそ、お互いが相手のことを「まず」考えてみたら、すごく気持ちが優しくなるんじゃないのかなと思ってる。
それは夫婦だけのことじゃなく。
親子も、友達も、恋人も、夫婦も。
これ。いつもうまく言えないんだけど。
「きっとこうしたら喜ぶだろうな」
そんな風に「お互いに」思って行動出来たらと思う。
「ありがとうだらけの世界」。
でも、現実は「こないだ私がやってあげたのに」とか「自分ばっかり楽してズルい」だらけである。
せつないよね。
どうしたって、人間って「やってあげっぱなし」では、いつか無理が出るものだと思うのだ。
「見返り」と言うと野暮だけど。
「見返りなんて求めない」と言えば美しいけれど。
1対1の間でも、お互いのことを第一に考えるってそんなに難しいことなのかな。
やっぱり、うまく言葉に出来ないな。
「明日、飲み会?楽しんできて!」
「ありがとう!週末さぁ、カフェにでもフラッと行って来たら?」
そんな風に出来たら、悲しく疲れたママも減るんじゃないかなぁなんて思う通勤の車の中。