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Q.ホームページのレイアウト作成時に、何か注意する点はありますか?
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Q.ホームページのレイアウト作成時に、何か注意する点はありますか?
ホームページから集客しようと考えています。参考のため、先輩士業のサイトを見ているのですが、さまざまなレイアウトのサイトがあり、どのようなサイトをつくればよいのか悩んでしまいます。ホームページのレイアウトはどのような点に気を付ければよいでしょうか?
何のサイトか1秒で理解できるサイトをつくろう
ホームページのレイアウトに絶対の正解はありません。「このレイアウトでないと絶対に依頼がこない」というものはなく、どのようなレイアウトでも仕事は取れる可能性はあります。ただし、一定のルールを守ることによって、サイトからの問い合わせ率は上がります。ここでは、問い合わせ率を上げるための7つのルールを解説していきます。
①左上に屋号、サービス名
サイトは見て1秒以内に「何のサービスを提供しているサイトなのか」を理解してもらう必要があります。お客様はこちらが考えている以上にサイトを見てくれません。ですから、一般的によく見られる左上の箇所に、「何のサービスを提供しているサイトなのか」をわかりやすく掲載する必要があります。
②電話番号を大きく書く
ネット営業でも問い合わせのほとんどは電話になります。それは、依頼しようと考えているお客様は、すぐにでもお願いしたい、あるいは相談したいと考えていることが多いからです。そのため、電話番号が発見しにくいと問い合わせ率は下がってしまいます。
③原則は2カラム
ホームページのレイアウトは、一般的に「1カラム」「2カラム」「3カラム」と呼ばれて分類されます。私が検証してきた中では、この2カラムと呼ばれるレイアウトが、もっとも士業の仕事を取るのに適しているひとつのサイトだといえます。もちろん他のレイアウトでも仕事は取れると思いますが、このデザインで実際に仕事が取れているので、もしあなたが新規にサイトをつくる場合には、このデザインをまず採用するのがよいでしょう。
④地域を明確に記載する
士業の仕事は地域が関係する仕事です。お客様は原則として自分に近い士業を探しています。そのため、サイト上には地域がすぐにわかるように、対応地域を掲載しておく必要があります。よく「全国対応」などと掲載している事務所がありますが、あえて遠くの士業事務所に依頼する例は希です。お客様は「近くの士業」を探していると考えてください。
⑤カラーも気を付けよう
あまりに暗いイメージになってしまうと問い合わせしにくいため、サイトの配色にも気を付けましょう。プロのデザイナーに依頼する場合は、あまり心配することもありませんが、自分自身でサイトの配色を決める必要がある場合や、ホームページを自作する場合などは、自分で配色を考える必要があります。その際には、ぜひ配色辞典を活用してください(例『Web配色事典|フルカラー編』技術評論社刊)。
⑥問い合わせフォームの数は少なめに
基本的に電話での問い合わせが多いといえますが、深夜の問い合わせなどは当然メールになります。その際、メールフォームに記入、送信してもらうのが一般的ですが、この時のお客様情報記入欄の数を多くし過ぎるとお客様の負担が増えてしまい、結果として問い合わせを辞めてしまうケースがあります。会社名、担当者名、住所、電話番号、メールアドレス、問い合わせ内容などフォームに記入してもらうのはこのくらいがよいでしょう。
⑦「お客様の声」「所長プロフィール」「提携専門家(の掲載)」「よくある質問」を充実させる
この4つのコンテンツは問い合わせを増やす上で非常に重要な要素です。その中でも、「お客様の声」と「所長プロフィール」はより重要度が高いといえますので、必ず掲載しましょう。次項からの解説を参照してください。
ネット営業でも、コミュニケーション能力が重要である
最後に、ネット営業でもコミュニケーション能力が強く問われることは知っておきましょう。メールによる問い合わせよりも、電話でくる問い合わせのほうがはるかに多いのが現状です。そのため電話での対応中、相談や問い合わせに要領よく答えるのはもちろんのこと、人としての印象もよいものと受け取ってもらえなければ、成約は取れません。
このように、ネット中心の営業でも士業の仕事というのは最終的に対面して仕事を行いますので、やはりコミュニケーション能力の重要性は忘れてはならないのです。
【POINT】ネットで問い合わせを増やす7つのルール。①左上に屋号、サービス名、②電話番号を大きく書く、③2カラムのレイアウト、④地域を明確に記載する、⑤配色に注意する、⑥問い合わせフォームの数は少なく、⑦「お客様の声」「所長プロフィール」「提携専門家の掲載」「よくある質問」を充実させる、これを守ろう。また、ネット営業でもコミュニケーション能力の向上は欠かせない。
※2019年補足…この内容は、ランディングページが主流になる前に執筆されたものです。現在はランディングページが最も有効なレイアウトになります。
※掲載されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、書籍販売当時のまま掲載しています。
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