コミュニケーション
私は1992年から6年間ほど、仕事で香港に住んでおりました。当時はまだ中国に返還される前で、英国領の時代です。
えっ?それが、なんでコミュニケーションに関係有るのか?って。いやそんなに急かずにノンビリ行きましょう。で、話を戻しますが香港での仕事を終え日本に戻った時、6年間いない間に日本はなんか変わってしまった?と感じたんです。それは、人の会話についてです。
コミュニケーションとはWikipediaによると「社会生活を営む人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達」と記載されています。なので、言葉だけでなくゼスチャーや口調によっても相手に知覚、感情、思考を伝える事が出来るし、そういうものがコミュニケーションだと思っていました。ところが、久々に帰って来た日本では、ちょっと様相が違って感じたのです。喫茶店で(古っ)珈琲を注文する際にウエイトレスのお姉さんが注文を取りに来た際に、注文するお客は彼女の顔も見ずにただ「珈琲」と一言。こんな事が妙に気になったんです。
まあ、珈琲一杯頼むのに「知覚、感情、思考」を伝達しようとする必要は有りませんが、なにかそれは同じコミュニケーションでも「通信」の、そうコマンドを発したというように感じたんですね。香港人は声もでかいし、ゼスチャーも大げさなので余計にそう感じたのかもしれません。ただ、う〜んなんかこの6年間で日本ちょっと変わった?と感じたのは確かです。
帰国して暫くすると、そんな事も気にならないようになりましたが、ただ日本人の他人とのコミュニケーションの取り方は、かなりのスピードで変わっていっていると、感じます。ただ、それが具体的にどう変わったのかについては私には説明出来ないのですが。
あなたの、コミュニケーションは「知覚、感情、思考」を伝達するものですか、それともコマンドの方?