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甲子園メディカルサポート 2024年08月

今年も全国高等学校野球選手権大会のメディカルサポートに参加しました。

メディカルサポートの内容
 今年は、決勝戦の参加となりました。サポート内容ですが、理学療法士スタッフは、試合前はテーピング、ドリンクの準備、試合中はアイシングなどを行い、そして試合中に何かあったらすぐに対応出来るように、一塁側と三塁側のベンチの裏に待機します。選手達との距離は近いですが、試合中は皆さんと同じようにモニターのテレビ中継から試合を見守ります。今回は、皆さんにお知らせするようなアクシデントはありませんでした。

今大会のトピック
 今大会は試合中に熱中症、足を攣る選手が絶えませんでした。連盟も対策として二部制を導入しています。また、昨年から5回裏終了時に10分間のクーリングタイムが行われており、選手達は空調の効いた涼しい部屋で水分補給をして過ごします。その際にドリンクなどを渡す補助をするのも活動になります。

最後に
 今年度から高校野球では低反発バットが採用されました。低反発バットとは、反発性能や打球速度が抑えられた金属バットです。日本高等学校野球連盟は、試合中の事故防止、投手負担軽減目的で2022年2月に低反発バットの導入を決定し、2024年より使用開始されました。

 ちなみに昨年2023年の本塁打数は23本、今年2024年は7本です。今年度優勝した京都国際高校の大会中の本塁打数は0本でした。これには様々な要素があると思いますが、その要素の1つに低反発バットの影響は考えられます。
 今後も時代の変化で少しずつルール変更が続くことが予想され、変化に対応するのは本当に大変となります。その大変さに負けず、全力でプレーする球児をこれからも応援したいと思います。

理学療法士 F

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