田舎遊びの風景
関東や関西の南部にいる孫たち
休みに田舎に来ると
網を持って外へ
春はオタマジャクシ アカハライモリ カエル取り・・・
夏はトンボ 魚取り・・
冬は雪遊び・・・
ゴールデンウイークは
出会った村の人が親切に
「こっちにいるよ!」と田んぼの周りの柵を開けて下さる
子ども達は生き生きと
田んぼの溝にいる
大きいアカハライモリに目を輝かせる
わんぱくちびっこも
田んぼにはまりながら
一緒に楽しんでいる
バケツにたくさん取って
歓声をあげて家に持ち帰り
みんなに見せて
又 元の場所に返しに行く
山に上がって
ここにも あっちにもと
たくさん見つけた
タケノコ堀りも楽しんだ
虫や 草や 雪の多い
手をかけることも多い 田舎暮らし
一人暮らしの私には
しみじみ つらい時もある
ふと
都会暮らしにあこがれる・・・
今まで
毎日の仕事に追われ
住んでいても
十分 地に足がついていなかった
周りの景色がゆっくり見えていなかった
知らないことも多かった
この自然の中で存分に遊んで育った
もう大人になった子ども達の方が
いろんな所をよく知っていた
夫が亡くなり
毎日を必死で
生きていく事に精一杯だった10年間
しかし
最近 やっと
今頃になって
孫たちの姿から 田舎の良さを
改めて教えられた
朝は鳥の声で目が覚める
昼はつばめが舞い
夜は満天の星 カエルの合唱
目に鮮やかな5月の新緑
青い空
土や草のにおい
こんな近くに
幸せを感じられる
自然があたりまえに いっぱいある
毎日がキャンプ場のようだ
山の色が四季ごとに変わっていく
知らない間に
この自然から
私は
元気をもらっているのかもしれない
草刈り 草抜きには
時々は閉口しながら
ゆっくり
自分の居場所である
田舎暮らしの良さを感じ
田舎遊びを味わい
田舎の豊かさを 美しさを
大切にしていきたい
気づけて良かった
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