みどりの森の相談室

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ようこそ「みどりの森の相談室」 

自己紹介メッセージ 一人で悩んでいませんか? 誰かに気持ちをゆっくり聞いてほしい・・ でも、どこにいけばいいのだろう? 誰に 話せばいいのだろう・・・ 「みどりの森の相談室」は気持ちを分かち合える、自然の中の温かい小さな居場所です。あなたの今日が新しい今日になるようにお手伝いいたします。 公認心理師 矢原 庸子 (やはら ようこ) ご挨拶 心理カウンセラーの、矢原 庸子です。 自然に恵まれた土地で、「みどりの森の相談室」を開きました。環境は、心に大きな影響がありま

    • 海と空の向こうに

      1人暮らしで 老人施設に居た  遠く離れた 親戚の97歳の叔母が亡くなり 教会の納骨式に行った 叔母は 亡くなる前に 「死ぬのが怖い 天国に行きたい」と言った クリスチャンでもなかったが 教会の牧師さんの計らいで 亡くなる3日前に 洗礼を受けた 牧師さんが 「今は 天国におられますよ」 と言われた 讃美歌を歌い お祈りをした その静けさの中で 叔母はきっと安心して旅立てた 天国に行っていると 感じられた そして すでに亡くなった 叔母の父母兄姉弟と ほっとして出会っている

      • 田舎遊びの風景

        関東や関西の南部にいる孫たち 休みに田舎に来ると  網を持って外へ 春はオタマジャクシ アカハライモリ カエル取り・・・ 夏はトンボ 魚取り・・ 冬は雪遊び・・・ ゴールデンウイークは 出会った村の人が親切に 「こっちにいるよ!」と田んぼの周りの柵を開けて下さる 子ども達は生き生きと 田んぼの溝にいる 大きいアカハライモリに目を輝かせる わんぱくちびっこも 田んぼにはまりながら 一緒に楽しんでいる バケツにたくさん取って 歓声をあげて家に持ち帰り みんなに見せて 又 元の

        • 別れの春

          3月の終わり、京都駅で東京行きののぞみを待った。 新幹線の自由席ホームで、高校生かな?と思われる 男子4人組の後ろに並んだ。 彼らは結構ハイな様子で仲良く話をしていた。 突然、「写真撮ってもらえますか?」と1人が私に言った。 「はい。ここで良いのですか?」 「はい」と言い、ホーム柵を背に4人が並んで、笑顔でこちらを見た。 緊張して写真を撮った。 「ありがとうございます」と彼らは言った。 私は「のぞみ号が入って来た時が良かったら 又写真とりますよ」と言ってしまった。 1人が「

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        ようこそ「みどりの森の相談室」 

          大切な仲間

          久しぶりに仲間と会った 画面の中の笑顔! 1年間 カウンセリングの勉強で 切磋琢磨した仲間! 今日は自主勉強会 オンラインの画面越しでも それぞれ意見を言い 真剣に討議した その時間の中で 自分が カウンセリングを受けたように 温かさ 優しさ 力強さ 勇気をいただいた ゆっくり 丁寧に 自分の仕事に向き合っていこうと 元気になれた こんな素敵な仲間がいる! コロナ禍で 失ったものもあるが オンラインという手段で 時間をかけて行かなくても勉強ができた ありがたかった 遠く

          新しい年を迎えて

          昨年の12月 岩手県花巻市の 宮澤賢治記念館に行った 夫が大好きだった宮澤賢治に近づけたらと、、、 少し事前学習をした 記念館に行った後も事後学習をした しかし わからないモヤモヤが残った、、、 宮沢賢治の思想があるのだとはわかったが まだ近づくにはほど遠い、、、 「雨ニモマケズ」は 宮沢賢治の願いのように伝わってきた、、、 私も習って 新しい年を迎えて 気持ちを書いてみた 雨にも負け 風にも負けてもいい 自分の体と心に耳を傾ける気持ちを持ち できないことは認め でき

          私はどう生きるか・・・

          宮崎さんは 君たちはどう生きるか と聞かれた 今日まで 自分が生きてきた人生は たとえ  しんどいことがあったとしても かけがえのない 自分の物語 そして 新しく出会う人や できごとの中で また 物語が始まる・・・ 絶望の後には 見えてくる 大事なものが 見えてくる 時間がかかっても 人には 立ち上がれる力がある 立ち上がる時に あったのは 誰かの支え 優しさや あたたかさ 学びの中で 気づいていなかった あの時の人の気持ち 気づいていなかった 私自身の気持ち を

          私はどう生きるか・・・

          雑草という草🌱はない

          念願の「高知県立 牧野植物園」に行った 朝ドラを受けて、今まで目に入らなかった野辺の草花に 関心が出てきた 植物園には、多くの可憐な花や知らない草に出会った わくわく・ドキドキした テレビとは違う、富太郎さんの人生も知った 本当に偉大な人だった しかし、富太郎さんだって身近な人間らしい人だったのだと知った 又、日常に戻り 時々、川沿いの遊歩道を歩く そこにも秋の草花が、たくさん咲いている どの花も、凛として自分の居場所で咲いている 富太郎さんは 「雑草という草はない」と

          雑草という草🌱はない

          FMまいづる「ななこちゃったラジオ」に出演しました 2023年9月7日放送分

          舞鶴の地域の話題をじっくりトークするラジオ番組「ななこちゃったラジオ」に出演しました。DJ 永野由佳さんと対談をさせていただきました。 放送音声はこちら (MP3) ななこちゃったラジオの記事はこちら ななこちゃったラジオとはななこちゃったラジオは、舞鶴のFM放送局FMまいづる77.5MHzで放送されている番組です。平日15:00-15:50に放送され、ゲストコーナーのほか、舞鶴の地域の話題をじっくりトークする番組です。 ラジオが届きますようにこの町のどこかに いま

          FMまいづる「ななこちゃったラジオ」に出演しました 2023年9月7日放送分

          つらい時、、、

          小学2年生と5年生の女子の会話 「じさつって??」 「芸能人の人がよくあるね」 「ええっ?」 「みんないろいろ辛いのよね」 「えっ?わたしアイドルになりたいけれど、つらかったら、ちがうことするからだいじょうぶ!」 「そうね。その切り替え大事だね。でも、辛いのよね」 「ふ〜ん??」 こんなつぶやきを耳にした 子ども達なりにいろいろ考えている 身近な人が辛さを抱えていても気づきにくい 寄り添ってもらう人がいてやっと話せる、、、 居場所になる場所があってやっと話せる、、、

          極暑の風景

          極暑が続く 10年前の今日も 極暑だった サルスベリの花🌸が咲き 青い青い空が広がり 蝉がにぎやかに鳴き 風は頬に暑く刺さった 祈る気持ちで病院にいた 思いがけなく 夜は 病院の窓から 花火が見えた こんなところから花火🎆を そして 2日後、夫の心臓は停止した 病院の窓からは緑の草🌱が広がっていた 命日が近づくと その時の風景が 暑さの記憶と共に蘇る 10年経っても 気持ちは同じ 思い出す人が居て 悲しむ人が居て その人は存在し続ける と聞いた (引用)  亡き

          6月の遠い思い出

          6月になり雨が続く中、裏庭に紫陽花が咲いた。 毎年、6月は来て紫陽花は咲いていたと思うけれど、大切な思い出を忘れていた。 紫陽花・・・・ 50年ほど前の遠い情景を思い出した。 あの日、夫が「ちょっと来て」と言うので、後をついて行った。 山に差しかかる木々の中、少し薄暗い草の中で、ひときわ凛として咲いている美しい花があった。 それは、紫の額紫陽花だった。 光っているように見えた額紫陽花。 「ここは、とっておきのいい所!」と夫が笑顔で言った。 その後、余裕のない日々を送って

          6月の遠い思い出

          長い間、ありがとう!🌼

          橋の下に捨てられていたというあなたが、我が家に来てくれたのは、17年前でした。 子犬のあなたが成長すると共に、家族も変化をしていきました。 かわいがってくれた子ども達は成人になって遠くに行きました。 亡くなった夫が倒れた時は、あなたとの散歩の途中で、何も言わないけれど、夫のことを一番よく見ていてくれたのはあなたでしたね。 庭に出ては、あなたをずっと見ていた義母も亡くなりました。 そして、孫たちが、あなたに出会ったり、一緒に散歩をするのを楽しみに来てくれるようになりました。

          長い間、ありがとう!🌼

          アンパンマンあなたはヒーロー!

          「あん ぱん まん・・・」 1歳5か月の坊やが、絵本を指さしてにこにこして言う。 「アンパンマンって言えるようになったの」 7歳のお姉ちゃんがうれしそうに言う。 10年前、夫が亡くなり、絶望の気持ちでJA農協に手続きに行ったときに、私の目に飛び込んできたのは、元気にバンザイした等身大のアンパンマンだった。赤い頬、赤い服の笑顔のアンパンマンが目に入って来た。 アンパンマンの笑顔を見た時に、涙が出そうになった。ありがとうアンパンマン、いつもJA農協に立っていたあなたが、歳を重ね

          アンパンマンあなたはヒーロー!

          友達の温かい愛💐

          私には中1の時からの親友が2人いる。私はわがままであったが、彼女達は私をいつも姉のように温かく接してくれた。当時は話だけでなく、交換ノートをして(今ならLINEグループ?)好きなことや思ったことを毎日いっぱい書いていた。 今から振り返ると、思春期のいろんな動揺のある中で、彼女達がいたから、通って来れたのだと思う。好きな人のことをお互いに言い合ったり、日々の他愛もないことも楽しく語り合い、又、勉強も励まし合った大切な人達だ。 その時から何十年も経った。 進む道も違い、住む場

          友達の温かい愛💐

          町の一角に息づく温かい美容室

          今日、久しぶりに美容院に行きました。 ここは40年来の行きつけの、同級生の美容師さんのお店です。 私は、ここに来ると、お客さんや美容師さんを、ついウオッチングしてしまいます。 実に、お客さんとの会話が素敵なのです。 お客さんのペースに合わせて、いっぱい話したいお客さんはずっと話され、美容師さんは「うん うん」と相づちを返されます。 話さない人には、適度に、その人に合った声掛けをされます。 若者には、今どきの音楽の話など、楽しい話をされています。 今日は、途中、一人暮らしの

          町の一角に息づく温かい美容室