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空間デザインは人生デザイン


空間デザインは人生デザイン

これは、私が4年ほど前に参加したイベントで、北欧ライフスタイル・インテリアスタイリストである香取美智子さんがおっしゃっていた言葉です。

片付けについて小さい頃から考え続けてきたから、片付けの重要性や、人生の中での位置付け、そして片付けレッスンでお客様に伝えたいことまで、想いがあふれていました。

だけど、インテリアについてはまだまだ知識がなくて、しっくりこないなあ?という日々を送っていた頃でした。

当時子供が生まれて1年ほどたった頃で、家族にとっての我が家ってなんだろう?インテリアって一体なんなんだろう?と、うまく言語化できずにモヤモヤしていたんです。

そんなとき、香取さんのイベント「北欧のあかりとインテリアとしあわせな暮らしを知るvol.2 ~スウェーデン、フィンランド編~」を見つけて参加してみたというわけです。


インテリアは、自分が何を大事にしているかの意思表示


香取さんのお話を聞いて腹落ちしたんですよね。

自分が好きなテイストって具体的に何?
具体的にどこがどうなっていれば快適?

これを突き詰めないと、暮らしのデザインってなかなかできないよなあって。

香取さんがおっしゃるには、北欧の人たちは小さな頃からその感性が鍛えられているそうです。
幼少期から、自分の部屋のコーディネートを自由にさせてもらえるから。
北欧の人たちは、常日頃からアートと機能性を兼ねた空間の中で暮らしていると。



自分は何色が好きなのか?どんな素材が好きなのか?どんな価値観を大切にしたいのか?そんなことをつきつめて、具現化したもの、それがインテリア。
家族のポリシーが家づくりに活きてくるんだなあ、と思いました。

人生のポリシーみたいなものが、空間の中で感じられる家って、めちゃくちゃかっこいい。



空間を通して子どもに伝えたいこと

まさに片付けという行為も、人生選択を表明する1つの方法だと考えています。(片付けコンセプトはこちら)
何を大事にしているのか。どう生きたいのか。
全部繋がっている。

だから香取さんのお話を聞いて、インテリアを通しても同じことができるんだ!って思って。


私は会社員としても普段働いていて、IT系の企業の人事としてダイバーシティ&インクルージョン推進の担当をしています。

ダイバーシティ&インクルージョンて、企業の経営戦略の基盤になるものだと思っていますが、そもそもは、差別やアンフェアな状況を是正することが最も重要なこと。その結果、誰もが心地よく働き、能力を最大限発揮し、その結果として企業の業績にも繋がってくる、という文脈があります。

で、この仕事は私の人生のなかで非常に重要な意味を持っていて、整理収納アドバイザー同様、とても大切にしている仕事の1つです。

なぜなら、中学2年生からずっと思っていたから。

「誰もが自分らしく働くためには、どんな風に人と人が繋がればいいのか?」

ずーっとこれが私のテーマでした。
どんな企業のどんな仕事に就けば、これを突き詰められるんだろう?分からん...!という十数年を過ごしてきました。

いくつかの仕事を経て今の仕事にたどり着いているわけですが、そのなかで、子供に伝えたいメッセージをたくさん得ることができています。


例えば、性自認や性的指向に関係なく、自分が選択したいものを選んで欲しいということ。

毎年6月はPride Monthといって、LGBT+コミュニティの平和的な啓発活動月間です。
私はもちろん、LGBT+Allyです。(Allyとは、LGBT+の人々を支援する人のことを指します)

レインボーカラーで表現されるこの活動は、家の中でもできるなあと思って。

君は誰を好きになってもいいし、自分がどんな性自認かだって、自分で選んでいいんだよ。何か思うことがあったときは相談してね、ということが子どもに伝わればいいな~と思っています。


はたまた、国際女性デーのこと。

毎年3月にInternational Women's Dayというものがあります。
子どもがどんな性自認であろうと、人としてジェンダー平等について考えるきっかけづくりになればと、ここ数年はミモザをこの時期に飾るようにしています。



あるいは、お花を自分で選んでみるということ。

何色が好きかな?
今日はこんな気分だな~
この花とこの花を組み合わせるとかわいい!

そんな風に自分自身と対話する瞬間をお花屋さんで経験してくれたら。


これ以外にも、ライティングで表現するとか、カラーコーディネートや素材で表現するとか、いろーんな方法があります。
私はインテリアスタイリストではないけれど、プロのインテリアスタイリストさんて、こういった知識や技術を駆使して、お客様の意図を具現化する達人なんだと思います。素敵な仕事ですよね...!


私が子どもにできることはとても限られているけど、きっとこれは普遍的に大切なんじゃないか、とふと思ったものは、インテリア、そしてもちろん片付けを通してゆっくりと伝えていきたいものです。



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