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ここちよい音楽

昔観た映画”恋人までの距離”。
激しいアクションがある訳でもなく、淡々とした出会った男女の短い出会いと別れの映画。
その中でも、主人公の2人の別れの朝。街並みを歩いていると、どこからともなく流れてくるここちよい音楽。
その時は、ピアノでもない聞いたことのない楽器の音。
後からわかったことですが、チェンバロによる演奏でした。その音楽は、とても心地よく、随分と昔に観た映画にかかわらず、ずっと気になっていました。
どこかで聞いて、”この曲よ!”と当てることはできませんが、ピアノにはない不思議な音。別れまでの時間を過ごす2人のバックミュージックとしては最高なものだったと思います。
以前は、趣味はと言えば映画を観ることだったのに、ここ最近は観る間もなく、心揺さぶれた時だけ観に行っています。いろんな映画を見た中で、この映画のチェンバロによる挿入曲がとても印象に残っています。

チェンバロは、多くの国での呼称で、英語圏ではハープシーコードと呼ばれています。ピアノによる演奏も素敵ですが、チェンバロはそれとはまた違う音源で、とてもここちいいです。低音はあまり感じず、ずっと軽やかな優しい音調です。

恋人までの距離をまた観たくなりました。

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