世界の食糧危機を考える(写真はマダガスカルの食糧危機)
人口の3分の2が飢餓状態に?南スーダンの子どもたちのためにできること
世界の中で特に飢餓に苦しむ国があります。
アフリカにある南スーダンです。
この国の現状について解説していきます。
特に深刻!?南スーダンの飢餓・食糧
南スーダンではあらゆるものが不足し、当たり前の生活すらできない状態が続いています。
わかりやすく説明すると、
10人中7人が小学校を卒業できない。
10人中5人が十分に食べることができない。
10人中6人が安全な水を得ることができない。
10人中3人が家を失い国内外に避難している
というのが2017年の状況なのです。
また政府軍と反政府軍による内戦が続き、2017年時点で160万人以上の人々が隣国のウガンダやケニアへ難民として逃れています。
また、内戦から逃れるために比較的安全な上ナイル地区への国内避難民は189万人と推定されているのです。
2018年2月には国連3機関が、南スーダンは持続的な人道支援がなければ、人口の約3分の2にあたる700万人以上が、今後数ヶ月で深刻な食糧不足に陥る可能性があると警鐘を鳴らしています。
総合的食料安全保障レベル分類(IPC)が発表した報告書によると、2018年1月時点で既に人口の約半数を占める530万人が日々の食糧を十分に確保することが困難と認定しました。
2017年1月と比較して、深刻な食糧不安に陥っている人が40%増加したことを表しています。
特に顕著なのは、栄養不良率の増加です。
南スーダンでは、4月の雨季が始まると栄養不良率が増加する傾向にあります。
雨によって、舗装されていない道が使えなくなり、医療施設に物資を運ぶ術がなくなることが原因とされています。
2018年では、5歳未満児の130万人以上が急性栄養不良を抱える最悪な状態が続いているのです。
政府軍と反政府軍による内戦が続き、160万人以上の人々が隣国のウガンダやケニアへ難民として逃れている
持続的な人道支援がなければ、人口の約3分の2にあたる700万人以上が、今後数ヶ月で深刻な食糧不足に陥る可能性があると警鐘を鳴らされている
2018年1月時点で既に人口の約半数を占める530万人が日々の食糧を十分に確保することが困難と認定
(出典:ワールド・ビジョン・ジャパン「3分でわかる南スーダン ~南スーダンって、どんな国?~」,2017)
(出典:Hunger Zero「【南スーダン】深刻な食料不足がつづく」,2017)
(出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会「南スーダン人口の3分の2が飢餓の恐れ5歳未満児130万人が急性栄養不良に」,2018)
今も飢えで苦しむ子供たちが沢山います。それでは、私たちは何をすれば良いのでしょうか?
自問自答しそれぞれが出来る事をやるしかないと思います。
私は回答を見つけましたので、実践していこうと思っています。
あなたも一緒にどうですか?