キャディ「オープンポジション」が推しなんですよ、という話
こんばんは、キャディ株式会社でHRチーム、ビジネス職・コーポレート職の採用リーダーをしております、よこのです。今日は私がSlackよりもLINEよりも1日の時間の大半を共にしているHERPさんのアドベントカレンダー、#オープンな採用 にお招きいただきました。わーい。
現在キャディは四半期で100名以上を採用している超採用強化フェーズでして、採用に関しては書くこと山盛りなのですが、「オープンな採用」ってテーマってことで、キャディのイチオシポジション、「オープンポジション」についてちょっと書いてみようと思います。
「私、どこのポジションでの採用になりますか?」
ほぼ毎日聞かれます。面接でもオファー時でも。気になりますよね、自分が何するか。なんと呼ばれるか。何者なのか。そりゃそうです。私も当然気になりました。最終面接時に聞きました。その時の答えがこれ…
外資系でジョブディスクリプションの名のもとに自分の責任範囲を明確に10年以上生きていた私には「何言っとるやこいつ」が最初の感想でした。そして、頂いたオファーが
①顧客向けインサイドセールスの立ち上げ
ほうほう、わかりやすいじゃん、なるほどな、と思って入社準備を進めてあれこれ考えていたのですが、入社ちょっと前になって…
②パートナーサイドの新規開拓
なるほどー!わからないけど多分営業企画的なところで、サプライサイドの町工場を募集したり、エントリー増やすところだな、まぁ、経験も活かせるし面白そう!となり、パートナーサイドの新規開拓チームに入りました。
そこから2週間‥‥(はい、もうお気づきですね)
③マーケティング
そこからしばらくマーケチームとして顧客・パートナーのリード獲得からナーチャリングをやるチームとして動き始めました。月に20本のウェビナーを突如うちはじめ、展示会、DM、メールマーケ、ウェブサイト改修などなどとABMアプローチを中心とするマーケティングの日々でした。
そして入社から半年以上が過ぎて、12月、次年の計画を立てる中のDM
ちょうど去年の今頃ですね。翌日「採用強化せねばで行く説ある?」との打診。(当時HRはES=Employee Successという名前でした)そして即答する私。あ、人事経験ですか?一切ありません。戸田さんごめんなさい。
④人事(中途採用・新卒採用)
そしてキャディでの採用ライフが始まりました。何が面白いか、何やってるか、どんなことしてきたかはこの辺読んでもらえるとさらっとわかります。上司の原さんが好きなので、原さんのnoteもちゃんと貼っておきます。
というわけで、入社から1年半で3部署、それも一番長いのはずっとコンサル・営業・営業企画キャリアだった私には未経験の人事という思いもよらぬ感じになりました。そしてこの先も特に人事に拘る気は全くなく(楽しいので、もちろんやめたいわけではないです、と強い意志をもってお伝えしておきますっ!)、この後はあのチームかなーこのチームかなーと考えたり相談もしています。
これについて私がどう思っているかでいうと一言「難しいけど楽しい!」です。私はとにかくキャディの事業で大きな課題にどかーんとぶつかり、日本発のグローバル企業を作るところがやりたいので、本当に「自分が一番価値発揮できるならどこでもいい」というのが入社前も後も本音です。
というわけで、入社前も入社後も「オープンポジション」な私ですが、私以外にもキャディにはこのようにいろんな部署を経験してる人が大勢います。
コーポレート→エンジニア採用→新領域開拓→顧客営業→パートナー営業
前職CFO→オペレーションチームマネージャー→プラント事業部長
顧客向け営業→カスタマーサクセス→オペレーション企画→PDM見習い
もちろん全員がこんなに劇的に職種が変わるわけではありません。が、チーム変更や担当変更はしょっちゅうあります。あまり誰も驚きません。
なんでオープンポジションなのか
なんでこんなにポジション・組織が変わるのか、それはもう、事業成長・課題の変化・フォーカス領域にスピーディに対応するから!
これにつきます。キャディでは四半期に1回、もしくはその四半期の中でも組織が変わることがあります。スタートアップで事業を作るというのは次から次へと大きな課題が出てきてそれに立ち向かっていきいます。なので課題が変わったらそれに取り組む組織・体制を柔軟に変えていく。それもすごいスピードで変えていきます。何か問題が起きていたり、フォーカスしないといけない領域があるのに「半年後の人事異動で~~~」なんて言ってられません。
また人が潤沢にいるわけではないので、フォーカス領域が決まったら他のアサインを切り替えて注力することも大事になります。例えば今期は採用にかなり注力しているので、一気にHRの人数を増やしました。また海外事業やろう!と決めたらすぐにアサインが(兼務ですがw)決まって動き出しました。この組織の柔軟性こそが、急激な成長を支えています。というわけで他のスタートアップ企業でもオープンポジション推してるところは多いと思いますが、改めて「何かの職につく」というよりは「会社をつくる」マインドが大事だな、と思っています。
とはいえ、オープンポジションって不安じゃない‥‥?
とはいえこれを聞いて不安に思う人もいると思います。お答えしましょう。
え?何をするかわからないなんて不安…突然営業させられるとか…
基本的にはその人の経験・適性・WILLを尊重するので「全然向いていないことに無茶ぶりする」という人事はしません。大企業でよくある「一旦一通り経験させよう」みたいなジョブローテとは異なり、そのポジションで一番輝ける人をアサインする、という大前提を大事にしています。(そう、例えば私にエンジニアや経理、コストモデルをやらせたら組織が終わります、ダメです絶対)
上司ガチャあるのでは…?
これは本当にキャディに来た人みんな言うのですが、「上司ガチャがない!」。優秀だけど人間的にも素敵な人が多いので、誰にレポートしても「次の上司最悪‥‥」みたいなことが起きないのは自慢です。なのでオファー時に「私の上長誰ですか?」と聞かれたら「この人かこの人かこの人かこの人だけど、誰にレポートしても悪いようにはしません!」と自信をもって答えています。
専門性身につかないんじゃない?
そもそも、普遍的な課題解決の能力をつけるには、様々な課題にアプローチしていくのが良いと思っており、キャディではそれができるのがいいなと思っています。また目標がとても高いので、短期間での成果が求められ、キャディでの3ヵ月の経験は他社での2-3年に換算できると言ってもちょっと過言ですが、過言ではないと思っています。キャディに来る前は「コンサル」「営業」「営業企画」が履歴書に書けるものだったのですが、この1年半でそこに「マーケティング&インサイドセールス」と「人事(中途採用・新卒採用)」が足されました。なので、専門性が身につかないというよりは、短期間で専門性が増えていく、が感覚に近いです。
私、そもそも専門職なんですけど‥‥
はい、もちろんキャディも全員がオープンなジェネラリストというわけではありません。経理・法務・人事等のコーポレート系の専門職は当然、その方の専門性を尊重して同ポジションでアサインが続くことが多いですし、マーケの経験が豊富な方はマーケでご活躍頂きますし、当然分析スキルを持った人はその強みを生かせるチームに行きます。が、経理をやっていた人が「営業やるぞーーー」という事例もありますし、チャレンジの機会は∞です。
え?誰が何やってるかわからなくなりませんか…
組織の変化やポジションのアサインを柔軟にやっている、というだけで一応だれがどこのチームで何をやっているかは定義されていますのでご安心くださいw
というわけで、今日はキャディのイチオシ!オープンポジションを紹介してきました。最初ポジションがクリアでないことを不安に思う方は多いのですが、これから事業を作っていく、成長させていくフェーズなのでなんのポジションをやるか、よりもどういう風に会社・事業を作るのか、と全員が経営マインドで取り組めるのが一番の醍醐味だと思っています。いろんなことに挑戦できるの、わくわくしませんか?そんな環境にぜひ飛び込んでみたい!というあなた、ぜひ、こちらのオープンポジションからご応募ください!
そして最後にHERPの宣伝をして去ります。もうキャディはHERP無しで採用できなくなってしまったので、その辺の話を聞きたい人もお気軽に。HERPさん、今回は貴重な機会頂き、ありがとうございました!