百済寺の大草鞋

画像1 こんにちは!陽子絵画制作室です。今日は東近江市にある「百済寺」を旦那さんと訪ねました。JR近江八幡駅から近江鉄道に乗り換え八日市駅、ちょこっとバスで百済寺本坊前に着きました。バス停には百済寺樽酒の瓶を抱えたお坊さんの飛び出し坊主がお出迎え!
画像2 バス停から見た百済寺入口です。桜がたくさん咲いてのどかでした。
画像3 庭園を見学しました。以前秋に訪れて紅葉の庭園をスケッチしたことがあります。今は花々と新緑が綺麗でした。手前のトラは猿避けだそうです。
画像4 鯉達に100円の餌をあげると大混乱で食べていました。
画像5 遠望台からは遠くの山々まで見渡せました。今日は比叡山は霞んで見えませんでしたが太郎坊宮という山は見えました。
画像6 本堂につながる石垣参道です。奥に仁王門が見えます。
画像7 仁王門です。2.5mの大草鞋(おおぞうり)が吊ってあります。仁王様の履物として最初は50cm程度でしたが江戸時代に参拝者が健脚を願いだんだん大きく作られるようになったそうです。地元の方々が10年毎に作られるそうです。
画像8 仁王門から更に上に本堂が見えます。百済寺は西暦606年に聖徳太子が百済伝来の仏教の拠点として建立し、一千坊を擁し宣教師ルイス・フロイスに「地上の天国」と賞賛されていました。1573年織田信長の焼き討ちにあい燃えてしまいました。
画像9 本堂は五木寛之さんが「石垣にそびえる空中楼閣」と称えています。横から見た本堂です。1650年に江戸幕府により本堂や庭園、本坊、喜見院等が再建されたそうです。本堂内は撮影禁止でしたが美しいお姿の聖観音坐像と如意輪観音半跏思惟像を拝観できました。奥にある秘仏の御本尊は聖徳太子が猿が拝んでいた根付きの木に彫ったと伝えられる十一面観世音菩薩像で「植木観音様」と呼ばれています。本尊前立十一面観音像の後ろの厨子におられるお姿を想像しながら久しぶりにお参りできたことを感謝しお詣りしました。
画像10 本堂の横には焼き討ちにあいながらも根が残っていて再び再生した千年菩提樹です。自然の生命力の力強さに感動しました。
画像11 本坊前でお弁当を食べてから仁王門を鉛筆スケッチしました。
画像12 大草鞋が気に入りました。描いていて実感したのは立派な杉の木がたくさん生えていることと、石垣参道の石段が味わい深いことです。
画像13 石垣参道にいた人懐こい百済寺の案内猫「マーシャ」。呼ぶと寄ってきてひっついてきたのでなでなでしました。
画像14 本坊前の南庭から石垣参道の方角です。天気に恵まれ春のよき日に旦那さんと百済寺を再訪拝観できたことに感謝です。読んでいただきありがとうございました。

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