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ノリで、10年ぶりに高尾山に登る
10年前くらいの話。「ビールを飲みに行こう」という突然の誰かのかけ声で、部署の有志で平日に高尾山に登り、ケーブルカー駅にあるビアガーデン(ビアマウント高尾山)に。ノリで動いて、「まじ、ウケル!」とゲラゲラ笑うメンバーが揃っていた。今思い返しても、編集者人生の青春期だったように思う。
その時以来、久しぶりに高尾山に。前日に「なにか映画でも観る?」と夫とは言い合っていたが、互いになんとなくピンと来ず。
10年前のように、ノリで高尾山を目指すことになった。
やや寝坊ぎみだったが、自宅から1時間で、麓の高尾山口駅には着く。
まずは、名物のとろろ蕎麦で早めの昼食。
登るコースは10年前と同じ、いちばんハードと言われている稲荷山コースを選択(約90分)。
登り始めてすぐ、当時の自分とはまったく違う感覚。身体がすぐに重くなる。「これは登りきれないかも……」。
とはいえ、だいたいコースの中間地点に位置する稲荷山の展望台まで一気に登り、一休み。連休中ということもあり、それなりに混んでいたけれど、コロナウィルスの影響か外国人観光客の方は少ない。
そして、また山頂を目指し歩き出す。前には、赤ちゃんを抱えて登るご夫婦(尊敬!)。2月だと言うのに暑い。ウィンドブレーカーもフリースも脱いでシャツ一枚になる。汗ばむ。
「あれ、もう無理かも」と思う頃、やっと山頂に。空気も澄み、ご褒美の富士山もクッキリ。
山頂のやまびこ茶屋で、ところ天をいただく。
下山は、1号路。参拝をしながら、薬王院の表参道を抜けて。
たくさんの草花が芽吹いていた。
団子を食べ。結果的にケーブルカーのお世話に。
温泉に入ろうとしたが、急に気温が下がり、帰宅途中で湯冷めしそうだったので、断念。
16時には家に着き、珈琲をいただき、読書タイム。1日が長い。こんな休日もあったのか。
ここしばらく、公私共々、計画通りにいろいろなことを進めようとしていた自分に気がつく。仕事の場面で「PDCA!(Plan→Do→Check→Action)」を意識していた時期もあったけれど、「もう無意味だ」という意見が現在は主流。綿密な計画(主に机上の空論)に時間をかけすぎることで機も逃すし、計画を無理に守ろうとするために、まったく無意味な時間や作業が増えることは多々ある。今は、DCPA(短時間でDo→Checkを数回繰り返し、Plan→Action)が主流か。とりあえずのDo!
とにもかくにも、ノリで動く直感力。その醍醐味を思い出せて良かった。
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