夢を叶えるために最初に必要なのは「期限」だと思う
新卒採用の経験
ぼくは2019年5月まで渋谷のベンチャー企業に勤めていたのですが、そこではありがたいことにいろいろな経験をさせていただきました。
その中でも印象に残っていることの1つが新卒採用面接の面接官です。
ベンチャーですので、大手のように就活生が何千人と受けにくるわけではないのですが、新卒担当人事の尽力もあって冬に入ると面接の数もそれなりの数になっていました。
今回は、面接官として就活生と話して感じたこと、伝えようとしていたことについて書きます。
ぼくが話した就活生たち
ぼくは1次〜2次面接を担当していましたが、体感的に就活生をめちゃくちゃ大雑把に分けると4種類の就活生がいました。
1. とりあえず就活時期が来たから就活をしている学生
2. 就活を通して自分を見つめ直し、自分の夢を見つけた学生
3. 自分の夢と実際の仕事を結びつけて考えられていて、選択肢を探している学生
4. 自分の進むべき道が見えていて、どの企業が自分に一番メリットがあるかを見極めに来ている学生
1の就活生が5%、2の就活生が70%、3の就活生が14.5%、4の学生が0.5%くらいの分布だったような気がします。
これはどういうクラスター分けなのかというと、「夢や目標に対する解像度の高さ」です。
振り返ると、ぼくは彼ら彼女らと話すとき、1,2の就活生と3,4の就活生とで話す内容の方向性が違いました。
夢や目標の解像度が「優秀さ」を決める
3,4の夢や目標の解像度が高い就活生には、
「〇〇という会社も受けてみよう」
「そういう情報が知りたいならこの人のTwitterやこのメディアを追うといい」
「せっかく地方から東京に就活しにきたならこの人に会ったほうがいい」
というような、彼らの選択肢が増えたり解像度が高くなるような情報や、僕が働いていて感じた仕事や業界のリアルをできるだけ伝えてあげるようにしていました。(もちろん自社の話も!!!)
「夢や目標の解像度が高い」というのは、必要な「知識」が備わっていて、十分な「思考」がされている状態です。
3,4の就活生は「話す内容の視点がぼくら社員と近いな」と感じましたし、ぼく以外の社員や人事からの評価も高かったことからも、「夢や目標の解像度の高い人間は優秀」なのだと感じました。
では、1,2の「夢や目標の解像度が低い就活生」になんの話をしたかというと、それは「期限」の話です。
「期限」がもたらす逆算の思考
1,2の「夢や目標の解像度が低い就活生」には、「その夢や目標をいつまでに実現したいか」を聞いていました。
というのも、「夢」は期限が引かれると「目標」になり、目標はさらに細かい分析を経て手段と期限が定まると、「予定」になります。
期限を決めると逆算の思考が働くため、自ずとそこまでの道のりを思考しやすくなって、解像度を高めるため非常に有効だと思います。
ぼくがこの話をする就活生は、自社には採用できないかもしれないですが、彼らの就活自体をサポートできるのはこれくらいなのかなと思って、時間をとって話すようにしていました。
おわりに
2019年12月から会社をはじめて、自分の目標はもちろんのこと、会社としての夢や目標について考えることが増えました。
「おもしろい会社にしたい」
「世間のマイナスをフラットにしたい」
「お金ほしい」
など、抽象の極みみたいなことを考え始める中で、就活生に自分が話したことを思い出しました。
自戒を込めてですが、夢や目標、やりたいことに「いつまでに」という期限を決めましょう。
<なんとなくの期限の目安>
夢の期限は、3年以内
目標の期限は、1年以内
やりたいことの期限は、3ヶ月以内
この期限が夢の解像度を上げ、悩みのヒントもくれて、あなたをモチベートしてくれるはずです。
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〜追記〜
この「夢と目標と期限」の話は、みんな思いつく構造みたいで検索するといろんな語り口の記事がたくさん出てきましたので、もっとメソッドっぽいものが知りたくなったら調べてみてください。