揺ら揺らを許す旅路
春分の日ということで、夫のお墓へお参りに行ってきました。
最近グリーフについての投稿が続いていますが、それ程までにこのところは心身と、それよりさらに深い部分、いのちの根っこのようなところに大きな影響を受けております。
考えてみたら、お彼岸は春も秋も必ずと言っていいほど彼と一緒に彼の祖父母のお墓参りに行っていたので、この時期はそのことも思い出されて調子が落ちているのかもしれないなと思いました。
グリーフとは「大切な人やものを失う時に生まれてくる、その人なりの自然な反応・状態・プロセス」と、リヴオンでは定義しています。
彼を失ったことで、今まで一緒に行なっていたことがもう出来なくなる。
「機会を失う」こともまたグリーフであることを再確認しました。
それにしても、今回いろいろなことが重なっているということもあるのですが、グリーフの影響がこの数年ではかなり大きくて、そして長く続いています。
なので時間が経てば経つほど落ち着いたり、元気になったりするとは限らないということを、身をもって感じいっております。
「グリーフはプロセス」でもある。
違う言葉で表現すると、「旅路」と言えるのかもしれません。
ずーっと一定調子な道のりもあるかもしれませんが、ジグザグやアップダウンのある道のりだってあります。だから何年経っても、何十年も経っても涙したり、調子が落ちたりしてもいい。それは弱いことではなく、とても自然なことだから。
と書いておいて、何より私自身が早く元気になりたくて焦る気質なのですが、今はもうしばらく自分を許しながら揺ら揺ら歩む旅路をしてまいりたいと思います。
こちらで見届けていただけましたら幸いです。
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