こだわりは少なく濃い方がいい
こだわり。
今、私が日々の生活の中でこだわっているのは、
・1日1回はフルーツを食べる
・片付いた部屋で生活をする
・英語を毎日1時間勉強する
・レストランの新規開拓はしない
これくらいかなぁ。
・1日1回はフルーツを食べる
私は今ベトナムに住んでいるので、食事は基本的に火が通ったものを食べています(生モノを食べるのが怖いのと、もともとベトナムでは生モノを食べる習慣がない)。しかし生モノ大好きな日本人である私は、ずっと火が通ったものを食べ続けていると、身体からみずみずしさが失われていくんじゃ…? と思っちゃうのです。なので簡単に手に入る果物を食べるのはマスト。
部屋にはバナナやライチ、スイカなどが常備されています。スーパーは家から歩いて15分。毎週何回も、どんなに暑くても雨が降っていても買いに行きます。なぜならば、こだわりだから。
・片付いた部屋で生活をする
私が今いるベトナムの片田舎では、日本ほど道路が整備されていません。土ぼこりが吹きあれています。そして衛生観念も日本に比べると高くありません。バイクの排気ガスが飛び散っている道路の脇で、お皿を洗っているなんて普通。(てか、日本の衛生観念、高すぎですよね。世界一では…?)
というわけで、家の外はカオスティック。みんな細かいことは気にせずにダイナミックに生きています。
だからこそ、部屋の中では日本的空間、つまりキレイに整頓して汚れがないように気をつけています。日本ではない場所で暮らしているからこそ、いろんなモノゴトに順応していく必要があるからこそ! 私はしばし休める場所として、部屋をきれいに落ち着けるオアシスにするべく、日々掃除を念入りにします。
・英語を1時間勉強する
私が住んでいるエリアでは、たぶん。きっと。そう。日本人は私だけです。なので日本語から遠ざかった生活をしています。そんな環境にいるからこそ、英語の学び直しを積極的にしています。
また友だちや家族と離れ漂っているからこそ、小さくても自分を前進させたい、私はこれでいいのだと確信を持ちたい。
英語の学習ほど簡単なものはありません。ネットで記事を読み、ネットで英会話レッスンを受けることができるから。
そしてなんと言ってもさみしいです。うぅぅ。誰かと話したい…欲がスゴイので英会話レッスンがめちゃ弾みます。話しますから私、怒涛の勢いで。
・レストランの新規開拓はしない
最後、レストランの開拓をしない。おいしいものを食べるのはもちろん大好きです。と同時に、私は毎日同じものを食べても平気なのです。だから、私は平日は同じ定食屋でご飯を食べています。どこで何を食べようかな? 迷わないので、時間をかなり節約することができます。
そして私はここでは珍しい外国人。お店の人も私の顔を覚えてくれ、しょっちゅうおかずをサービスしてくれるし、毎日話しかけてくれます(ベトナム語なので99%分かりません、だけど嬉しいのですっ!)。
ここまで紹介した4つのこだわり。これだけを今は死守して生活をしています。だから、それ以外のことは自分の予想と違っていたり、今までの常識から逸脱したものだったり、気に食わないことだったり、いろいろありますが、受け入れるか受け流すかして生きています。
新しい環境に飛び込み生きていくなら、自分の常識をアップデートしなきゃいけない。そのとき、こだわりが多すぎると、いちいち拒否反応が出てしまって、順応するのが辛くなってしまいます。
昔北京に住んでいたとき、日本から持ち込んだ「日本人としての私のこだわり」が多すぎて、私は現地の生活を楽しめなかったのです。ただただ辛い思い出しか残っていません。
そんな失敗から学んだことが、譲れないことを少なくすること。こだわりが少ないと、いろんな刺激にラクラクと順応できるようになります。
そして、少しのこだわり。これは絶対に大切にしましょう。
できれば周りの人に公言してしまうと楽です。私は水曜日はあのドラマを観るので絶対に早めに帰る。週末の朝は勉強時間にあてているので出かけない。夜は炭水化物を食べない…。目上の人には、正しい敬語を使いたい…。そして「この、こだわり」以外のことなら、大方なんでも受け入れるよと、伝える。
そうすると、周りの人も助かります。なぜなら相手の大切な部分がはっきりわかれば、それを尊重しやすいからです。
こだわりを少なくすると、周りと仲良く出来る。そしてこだわりを濃くして大切にすると、自分と仲良くできます。
そんな少なく濃い「こだわり」術。生活にもっとメリハリがつけられたらなぁ、なんて思っている人に一度試してほしいです。
---
Twitterでも思いつきを日々言語化しています