駐在妻のためのリトリートプログラム
やっとやっとInstagramのストーリー上でだけど、ポップアップリトリートを主催することを告知した。今から1ヶ月半後だから、告知して計画して集客するには短すぎる、もしかすると支払いを済ませた大きなヴィラは私たち家族で泊まることになるのかもしれない。
出産後、心と身体の調子を崩しがちだった私はいくつものリトリートツアーに参加し心身ともにリフレッシュしてきた。大げさにいうと、生きる活力をリトリートツアーで何度も充電できたと思う。この素晴らしい経験をもっともっと日本の方に知ってほしいと思い、ジャカルタ駐在している日本人向けにツアーを企画してみた。これまでいくつものリトリートに参加したけれど、参加者の多くは欧米人だった。言語の壁や休暇期間の違いはあるかもしれないけれど、一人も日本人に出会わなかったのは、ちょっと残念に思った。
ジャカルタで駐在妻をしている人の多くは専業主婦である。だからこそなのか。自分の時間を作り、何かに熱中することや楽しむことに引け目を感じる方が多いように感じる。また多くの方は仕事を休職、または退職して主婦生活をしている、だから昔と比べると、社会との接点が自分ではなく家族を通して生まれやすい。また多くの家庭が数年の駐在期間の後、夫の異動に伴い転居することになる。このような「わたし」が主軸じゃない生活をずっと続けていると、自分の人生にモヤが掛かったような気持ちがしてくる。実際に私はそうだった。「自分自身」にとことん集中する時間がないと、碇が下りていない船のように、これかもあれかもとフラフラと気持ちばかりがあっちこっちにさまよい続ける。その結果虚しくなったり、悲しくなったり、焦ったりしてしまうのだ。
悩むことも迷うことも大事な時間。しかし時々それらをえいっとほっぽり出し、無になることも必要なのではないか。または、内に秘めたモヤモヤと真剣に向き合ってその正体を突き止めることもいい。リトリートと言っても、その効果やゴールは参加者一人一人で違う。ただ私は短い2泊3日の間だけでも、妻でも母でもない「わたし」でいられる時間を、参加者の方と一緒に作り上げたいのだ。
2024年3月9日から11日
インドネシアのロンボク島クタエリア
初の日本人向けのリトリートプログラム
どんな体験を、どんな人とできるのか今から楽しみだなあ。
読んでくださって本当に嬉しいです! いただいたサポートにいつも励まされています。