「涸沢に行きたい」 そう言い始めたのは、登山を始めて少し経った頃だった。 山を登ることには以前からなんとなく興味があった。 厳密に言えば、子どもの頃たまに父が里山へ連れていってくれた気もする。でも覚えていないのでノーカウントとする。 「白山開山1300年」ということを知り、会社の先輩とほぼノリで計画を立て、初心者女子3人、日帰り白山登山を決行したのが始まりだった。 (トレーニングなしの大人がいきなり日帰りで登り降りするような山ではない、ということは後から分かったことだ
「人と会って話す」のよい効能について、最近ひしひしと肌で感じている。 「話す」ことで思考が整理されてゆく。 もちろん、こうやってnoteに書いたり日記に書いたりするアウトプットでも思考は整理されていく。 でも、相手との会話を続けていく中で、その空気感とか相手から返ってきた言葉に返信する中で、新しい発見があったりする。 「書く」では自分の中だけで完結してしまう。 「オンライン」では必要なことだけを話したり、相手の空気感が掴みきれなかったりする。 「あ!」 ってなっ
「やりたくないこともやらなければいけないから、しんどいよ、フリーランスは。」 悩んでいる時期に、こんな言葉をよくかけられた/見かけたような気がする。 「やりたくないこと」をもう少し噛み砕くと、いくつかバリエーションがあることに気がついた。 「やりたいこと」に付随してやらなければいけないこと。 よく助言をもらった「やりたくないこと」はこっちのことを言われていたのだと思う。 例えば、会社員時代には総務や経理の方がしてくれていた会計仕事や確定申告など、他の人がしてくれてい
仕事の心がけ。 セブンルール風味に書いてみることにする。 1.自分のご機嫌は自分でとる 誰しも、\毎日ハッピー平常運転/というわけにはいかないであろう。 わたしももちろんそのうちの一人である。 ある日はとびきり甘いお菓子を買って甘やかし、ある日はパロサントを炊いてなんだか浄化したという思い込みをさせ、ある日はちょっと豪華なランチを仕込み、ある日は思い切って休む。 会社勤めをしていた頃、二度も業務不能になってしまった。その反省から、機嫌良く仕事を継続できるように色ん
昨年秋に、開業することを決めた。 遡って、前の会社に入るきっかけとなった、知り合いに誘われた食事会に参加したことから。 食事会といっても、そんなおカタイものではない。単に、県外に住んでいる知り合いが遊びに来た際に、私を含めたその方の知り合いが集まった会だった。 わいわい楽しく話していたら、転職することになった。 5人ほど集まっていたように思う。以前に会ったことのある建築士の方も参加していた。すでに個人事業主として仕事をされている方だった。 その会の話しの流れで「じゃ