自分が露わになる(リノベ日記1)
自宅リノベーションの打ち合わせを始めて、もう7ヶ月。
仮住まいに引っ越して、はや3ヶ月。
部屋の解体が終わって、2ヶ月。
ついでに、54歳になって5ヶ月が経った。
なのに、なのに、まだ着工していない・・・。
ひとえに私の優柔不断さのせいか?
決められないのだ。
間取りはもとより、
風呂、洗面などの住宅設備。
床材、壁材(壁色)と、
何から何まで決められない。
そりゃ、生涯の伴侶も無理ですわ!
なんて自虐的にもなりながら、
良くも悪くも「自分が露わ」になるのを感じている。
短所、癖、価値観、こだわり等々。
リノベーションするというのは、
ただ、部屋を模様替えしたり、
古くなったものを新しくしたり、
汚れたものを綺麗にしたりするのとは違う。
間取り変更を伴い、その機能を向上させ、
自分がより心地よく日々を過ごせるようにすること。
それには、今後、自分がどう生きたいか?
日々をどう暮らしていきたいか?
毎日、どんな感情を得たいか?
自分にとっての心地よさって何なのか?
そんなことと向き合わなくてはいけない。
必然、自分が露わになる。
嫌でも、そこに向き合わねば、
本当に満足のいく住まいにはならない。
そんなふうに感じる今日この頃。
明日も、解体現場で自分の心の声と建物の声に耳を傾ける。
全てをむき出したその部屋で。