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【角由紀子のヤバイ帝国】『ヨコザワプロダクションの論文を現場で調査、やらせ疑惑の真相』懐疑・否定派による否定ムーブについて思うこと


先日、ヨコザワプロダクションの「論文」の現場検証動画が、『角由紀子のヤバイ帝国』にて公開されました。かねてより真偽が注目されていた中で、ついに公開された待望の検証動画です。


個人的には、このような検証が水面下で進んでいたことに驚き&喜びでしたし、この検証のために、頼れる精鋭たちがアベンジャーズの如く結集していて、胸が熱くなりました。また、その内容も、現象肯定派の自分としては、現時点で充分に思えるものでした。

とは言え、最も重要なのは、今回の検証がなぜ行われなければならなかったかという点だと思っています。

そもそも、映画公開後、角氏は更に進んだ検証(つまり現象の存在を認めた上での検証)への意欲を語っていました。私も含む多くの肯定派の方々も、同じ思いだったのではないでしょうか。

しかし現実は、そうした思いとは対照的に、主に懐疑・否定派側からは「論文」の内容を妥当だとするような声も多く上がっていましたし、疑念が疑念を呼ぶように、ある種の「否定ムーブ」のような空気が一部で形成されていったようにも見えました。

問題なのは、「論文」の内容がほぼ推論のみで、半ば強引にすべての現象を「疑似心霊現象」と結論づけたものであるにもかかわらず支持された点です。

「論文」が出た当初、懐疑・否定派の人で、あの「論文」の妥当性を疑問視していた人は、私が知る限りではかなり少なかったと記憶しています(そのあたりは、全体を俯瞰で見れていたわけではないので、色んな感想を聴いてみたいところではあります)。

※一応、参考に当時の自分のリアクションを貼っておきます。


懐疑・否定派の中には、普段オカルト分野に根差した活動や仕事をされている方も多くいます。
問題は、発信力のある彼らが、あの「論文」を「何となく権威のありそうな人が書いたものだから」と支持し、ヨコプロ現象に対しての「否定ムーブ」を起こすための道具として(自覚の有無に関係なく)利用してしまった点にあるのではないかと考えます。

本来は、起きていることが未曾有の現象であればあるほど、「科学的」に判断された上で議論される必要があります。

その意味でも、あの「論文」が出た時点で、(あらゆる派閥を超えた)全ヨコプロファンが、「論文」の撤回や再調査を求めるムーブを起こすことができていたら一番よかったのでしょう。
それができていれば、あのような骨の折れる検証を角氏が一人で背負う必要もなかったでしょうし、更に進んだ検証が可能だったかもしれないとも思います。


また、今回の動画を受けて、かつてあれほど「否定ムーブ」の旗を振り続けていた一部の懐疑・否定派の発信者たちが、「今までヤラセだと思って落胆していたけど、今回、角さんたちが徹底的に検証してくれたおかげで、また信じられるようになりました!角さんありがとう!」みたいな手のひら返しをするのは、「さすがに虫が良すぎるでしょwww」と正直思ってしまいます。

せめて、「あの時は「論文」の内容を信じてしまった自分たちが間違いだった」と認めることは、「けじめ」として最低限必要だと個人的には思います。



現象が起きた現場にいた人たちからすれば、ただそこで起きたことをそのまま伝えようとした結果、いわれのない誹謗中傷を受ける人が出てしまったことに、どれだけ心を痛めたかは、想像に難くありません。

また、あのように影響力のある立場の方から強引に結論づけられてしまったこと自体が、寝耳に水という気持ちだったでしょうし、それを支持する世論が形成されたことに、どれだけ心を痛めているだろうと、ここ数ヶ月の間、私自身、心苦しく思っていました。

肯定・否定するのはもちろん個人の自由です。一方で、関係者を名指しした誹謗中傷が行われているのを私も何度も目にしました。そのことに対する角氏の思いが、今回の動画の最後のメッセージからも伝わります。

※この記事を書き終えたあとに、角氏がXで今回の動画が公開された経緯を明かしてくれていました(↓)。こちらに書かれていることが現時点で全てのように感じますし、私がその上でどうこう言うこともないのですが、一応書いてしまったのでこの記事は公開します。ただ、これを読む限りでは、私が思っていた以上に被害が深刻だった可能性もあると感じます。



私が懐疑・否定派の方々に問いたいのは、ヨコプロの現象は、それが実証されれば、世界的に見ても極めて稀有な現象なわけで、それを検証した結果が、本当にあの結論を急いだような「論文」のみで納得できたんですか?ということです。

どうしても信じられないものを無理に信じる必要はないと思います。
ですが、まだまだ科学が追いつかない現象がこの世に存在することも事実です。一人一人が、パラダイムシフトがいつ訪れてもおかしくないという柔軟さを持つことも、大切なことではないでしょうか。





今回の検証が行われる前(8月時点)に、X上で角氏と件の論文についてお話しさせてもらう機会がありました。

その際、角氏は

「あの論文には事実と異なる点や検証不十分な点が多々あるので、それらを説明します。先生ご自身が映画の中で「準備不足」を強調してましたが、その不足の状態のまま書かれた論文なので、間違いがあるのは当たり前です。もはや間違いを修正してあげたいという善意しかないですね」

と、打ち明けてくれていました。

また、どれだけ検証しても反論はいくらでも言えてしまうという性質上、検証すること自体にはあまり意味はないと思っていることや、その上で、映画を観てくれた方に誠意を見せたいし、何よりも事実を伝えたいために検証を行うということも語ってくれました。

そういう意味では、今回の動画はエンタメコンテンツというよりも、角氏の「けじめ」動画だと個人的には捉えていますし、その姿勢にはあらためて感銘を受けました。

これからも、いちヨコプロファンとして応援し続けたいと思います。



ここまでお読みいただき、ありがとうございました!


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