ロボットは今後の未来に不可欠
近年、工場内で稼働する産業用ロボットが多く導入されている。
これは、労働力不足や危険な仕事に対する対処などの解決に繋がる。
この記事では、産業用ロボットの世界動向について述べられている。
最大市場は中国で、2019年時点で約78万3000台もの産業用ロボットが稼働している。
日本では35万5000台、インドでは26万3000台の産業用ロボットが稼働している。
いずれにしても、アジアの国で多く使われていることが分かる。
この3カ国の合計だけで、130万台を超える。
今後も産業用ロボットの稼働台数は増加していくであろう。
もう1つ述べられているのが、ロボット密度である。
これは、製造業のおける労働者1万人あたり何台のロボットが稼働しているかという指標である。
世界全体では、113台となっている。
国別に見ると、1位は韓国で855台、2位は日本で364台、3位はドイツで346台である。
韓国の数が圧倒的に多いことが分かる。
中国やインドは、稼働台数は多いが、労働者人口も多いので、ロボット密度は低くなる。
一方、韓国の全人口は約5000万人で、日本の半数以下である。
そのため、ロボット密度は高くなりやすい。
だが、韓国でもロボットが多く活躍していることは間違いない。
因みに、中国のロボット密度は187台である。
ここまで見てきて、産業用ロボットが多く稼働している国は、自動車産業が盛んな国が多い。
ヨーロッパで1番多いのがドイツであることからも分かる。
また、2019年に導入された産業用ロボットのうち、73%を中国、日本、アメリカ、韓国、ドイツが占めている。
このことから、アジアやヨーロッパでも、まだまだロボットが導入されていない国は沢山ある。
日本の産業用ロボットの技術力は高いので、より世界中で導入されて欲しいと思う。
そして、産業用ロボットと聞くと、溶接や塗装を行う垂直多関節ロボットが思いつくが、それ以外にも水平多関節ロボット(スカラロボット)や、直交ロボット、そして、最近話題の協働ロボットもある。
様々な種類のロボットがあるので、用途やコスト、敷地に合わせて選べるのも大きいと思う。
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