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さとゆみゼミ#11|安心して任せてもらえるライターになりたい
さとゆみさんへのインタビューを終え、音源をもとに記事を書いた。その講評が戻ってきた。さとゆみさんの著書『ママはキミと一緒にオトナになる』(小学館)を取り上げ、子どもとの関わりについての記事だった。
わたしの記事の中のさとゆみさんは、「自分の育児にすごく自信を持っていて、他の意見を寄せ付けない人」のように描かれてしまっているらしい(ように読める)。
文章には思考のクセが現れる、と身に染みてわかった。私には「白黒はっきりさせる」思考のクセがある。
さとゆみさんや『ママキミ』が大好きだからこその、「ほら、さとゆみさんがこう言ってるんだから、正しいのよ!」的な押し付けがましさが、文章からプンプン臭う。
これには落ち込んだ。
文章のクセなら治せる。技術なら努力で身につけられる。「思考のクセ……って、性格やん。治せるん?」って、週末じゅうズゥーーーンと落ち込んだ。ライターとして見込みなしやんか、と。
散々落ち込んで、ふと考えたこと。
さとゆみさんが褒めていたFちゃん。そういえば、彼女の文章は、「あぁ…、Fちゃんっぽい文章だな」。という感じがする。Fちゃんは、落ち着いて丁寧に言葉を選んで話す。彼女の書く文章は、話し方と同じようにとってもキレイ。
そうか、書き言葉についてばかり考えていたけど、話し言葉だって同じように大切だ。私はその辺、適当だったかも。これからは、すべての言葉を大切に選んで生活してみよう、と思った。
決めた。良い文章を書くために。
— 横石 愛 (あいう)@ライター (@AiunoSeicho) March 17, 2024
話すときも、書くときと同じくらい大切に言葉を選ぶ。
何が良いとか悪いとか、決めつけない。マーブル模様の価値観を持つ。
言葉の神さまは、思考・話し言葉にも宿る。書くことだけ上手くなろうなんて、虫が良過ぎるのよ。
さとゆみさんは、「真実・感想・解釈をきちんと書き分けてくれるライターさんには、安心して執筆を任せられる」と言った。
一番大切なのは、「取材で聞かせていただいた話を、真意が伝わるように翻訳する」こと。そのためにも、ふだんの生活でも言葉を正しく、慎重に選ぶ。そして、「白黒はっきり」の私にさよならして、マーブル模様の価値観をゲットする。
「愛さんにお願いしたい」そう言ってもらえる日は、必ずくる!