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さとゆみゼミ#7|プロのインタビューを生で見る

さとゆみゼミも7回目、後半戦だ。
今回の講義では、プロのインタビューを生で見せていただいた。さとゆみさんから、ゲストのライターさんへのインタビュー。

ここを意識して見た

インタビュー中、どこを見るか。観察力に自信のない私は、ポイントを絞った。

さとゆみさんの表情や相槌のしかた、インタビュイーの表情、話に乗ってきているかなどに注目。細かい言葉などのメモは後回しにした。アーカイブに残るし、あとで何回でも聞けるから。

一方で、インタビュイーが繰り返し使う言葉や、私自身の気持ちが動いたキーワードをメモ。その場の臨場感を残すため。

インタビュー中の空気は今しか感じられない。ここで私が感じたことを記事に含めることで、唯一の文章になるはずだと思った。

さとゆみさんの質問力

さとゆみさんは具体的にイメージできるまで、とことん質問されているなぁと感じた。「細かくてごめんね」。と前置きしながら。

頭の中で映像や画像を生成しているのかな?ぼんやり画素があらいところをクリアにするために、質問を重ねていく感じ? 今度、聞いてみよう。

さとゆみさんも、ご自身の経験を軽く話されることがあった。そうすると、インタビュイーも「そうそう、そういえば」とエピソードを思い出す。うまいなぁ、促進剤だ。

文字起こししてわかったこと

文字起こしというほどではないが、要約していく感じで書き起こした。

で、さとゆみさんの質問を、次の2つに分けてみた。(私の予想です)

  • 用意していた(聞こうと思っていた)質問

  • 即興の質問

用意されていた質問は、主に次の5つに関してかな。

1. 下準備について
2. 空気作りについて
3. インタビュー中のテクニック
4. 構成の作り方
5. インタビューをするライターとしてのやりがい

即興の質問には、3つの種類がありそうだ。

1. 不明な部分を明らかにする
2. 話の流れ、面白くなりそう
3. インタビュイーに記憶を掘り起こしてもらう

この3つ目に気づいたときには、感動した。

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さとゆみさんが、「インタビュー記事の構成の作り方」について質問したときのこと。

インタビュイーの回答は、「面白かった要素を書き出して、組み立てていく」という趣旨で、十分納得できるものだった。しかし、ここでさとゆみさんは諦めない。

「話は戻るけど…」
お、戻るんですか?

「取材中にメモは取る?」
「詳細にメモ取る?」
「構成を立てるときは、そのメモを見る?」
「で、次はテープ起こしだよね。で、見るのはテープ起こし?メモ?どんな順番で?」

と、容赦ない質問が続く。そこにインタビュイーが次々と答えていく。

最後には、今すぐマネできる方法論が完成した。

多分、最初はインタビュイーも自分の構成の立て方について、明確に意識していなかったんじゃないか。さとゆみさんの質問で、少しずつ工程が細かくなって、映像として理解できるまでになった。

まとめ

インタビュー中、さとゆみさんはインタビュイーの目ん玉で景色を見ようとされていた気がした。よく見えない箇所があったから質問した。そんな感じだろうか。

インタビューとは奥深い。そして忙しい。側から見ているだけでも、こんなにも気づきがある。実際に自分がインタビューするとなったら、細かく気を配れるだろうか。

「このインタビューを記事にする」が今回の課題。わたしもインタビュイーの目ん玉から景色を見てみよう。私の言葉で咀嚼して、読者にわかりやすく翻訳する。初体験!楽しみすぎる!


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