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妻のケータイを覗いてしまいそうです…

毎晩のように通知のあった妻のケータイが、ここ数日はぱったりと鳴り止んでいる。

ネットで吐き出した自分の不安を「考えすぎだ」とコメントする方がいた。
確かに、客観的に見たらそうかもしれない。

杞憂だったのならそれが一番いい。

結局、疑う/疑われるような夫婦関係にそもそも問題があるんだ。

不倫があったのかなかったのか、それ以前の問題として、夫婦関係の小さなズレが今、露呈し始めてるのかもしれない。

僕は家庭のために、家庭を犠牲にして働いている。
妻は、それを理解しているから遅く帰るぼくに何も言わない。

子どもの世話や、家事のほとんどすべてを任せているけど、それを引き合いに出して僕を責める事はない。
(怒られるのはいつも、要領の悪さや段取りがうまくいかなかった時。仕事で怒られるのと同じ内容だな…)

妻が姉の事で単身実家へ帰る時だけは娘の世話をしているが、小1になった娘の世話なんて、もはやほとんどない。
むしろ僕より娘の方がよっぽどしっかりしている。
妻は出かける時、娘に「パパのことを頼むね」と言っているくらいだ。冗談半分、本気半分だろう…。笑

とにかく、僕の役割は金を稼ぐこと。
そこに集中できる環境を作ってくれている妻には頭があがらない。
妻だって働いてくれている。

そんなある種の後ろめたさや、歪な役割分担が、少しずつ夫婦の間に大きな溝を生んでしまったのかもしれない。

もはや男女という関係において、僕を愛する根拠なんて見失っているはずだし、僕も胸を張って「おれを好きでいろ」なんて言えない。


もしも今、妻の前に魅力的な男性が現れたとして、引き留める事が出来ないんだ。
これはとても苦しい事だ。

事実だけを文字で並べると、「考えすぎだ」と思われるのも分かる。
でも、その奥には血の通った人間同士の"空気"みたいなものがある。

そして長年連れ添った仲だからこそ感じる不穏な雰囲気や、違和感。




もうこれ以上の詮索はやめよう。

どう転んだって辛いだけだ。

もしかしたら、事実はどうあれ、僕らの夫婦関係は今まさに終わりに向かっているのかもしれない。

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