Out put ~イシューからはじめよ issue driven~
腰巻に書かれたある言葉が僕を引き付けた。”知的生産のシンプルな本質”
僕はアイディアマンではない、だからこそアイディアマンになりたい笑
天性で0から1が生み出せないならロジックで生み出すしかないと思って読み始めた。だけど、読み始めるとそもそも根底から間違いを起こしていることに気が付いた。
オンライン授業でレポート課題が爆発的に増えた今。レポート課題を例に出してアウトプットしていこうかなと!
見極め
僕がこの本に期待したことはアイディアの生み出し方。
でも、この本のスタートはまず問題の見極めだった。
「4回から6回までの講義で理解したことをまとめなさい。」
この問いに対してあなたは愚直に3回から6回まで学んだことを羅列していく?それじゃあきっとレポートの点数は低い。
まずはこの問いを分解してセグメントする。
僕がとっている社会政策の講義の場合。
・4回目の授業は「原生的労働関係について」
・5回目 「産業革命期の欧米諸国」
・6回目 「第一次世界大戦後の日本」
①時系列で授業を進めたから順を追って説明するのか
②主語が欧米と日本で異なっているため分けて説明するのか
③主語を限定して5回と6回の類似点を挙げ、4回の内容にも少し触れるのか
このレポートに対するアプローチは最低でも3つある。この分解するひと手間が劇的に解の質を上げる。
この課題は問いがアバウトなため解の幅も広い。どう答えても不正解となる可能性は低いと思われる。だが、より高得点を狙うために質の高い解を出したい。
①は根性論チックで中学生でもできる。②は確かにレポートは主語が明確である必要があるため良いアプローチではあるが内容を網羅しようとすると質が低くなる。③はある程度的を絞っていて3回分の授業にも触れようとしている。主語もはっきりするため一貫性が出てわかりやすくなる。
よって③で進めていこう。
ここまで分解して場合分けすると明確になるし、これから自分がやらなきゃいけないことがはっきりする。
③だったら主語は日本にして欧米の産業革命との類似点、相違点をレジュメを見返しながら確認する。途中原生的労働関係というワードも使いながら順序立てしよう。
あとはこのトピックをつなげて書くだけ。
もうやってるよっていう人もいるかもしれない。だけど頭の中じゃなくて文字に起こしたり、イラストを描くくらいまでしてみたらもっとわかりやすくなると思う。
0から1を生み出すためには1を見るんじゃなくて0にフォーカスすること。また、どんな0を選ぶのか。
この本に出合う前の僕に時計の針を戻すと、1とにらめっこしていた。