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大人からの英語、タイ語でやって欲しいこと〜独学、長く付き合うポイント
【2024.2.13 更新】
大人になってから英語、タイ語を始めた、あるいはこれから始めたい方も、「どう続けたらいいのか」で悩んだりしているかと思います。
特に昭和の頃「たくさん勉強して良い大学、良い会社に入ったらゲームクリア」のような考えを刷り込まれて来た方ほど、その影響を語学にも持ち込みがちなのではないでしょうか?
過去に「何年、どの参考書をやれば話せるようになりますか?」という質問をしてくる方がいらっしゃいました。
会話には通常相手がいますが、まるで相手がいない状態で自分だけでスラスラ話すイメージなのかなと思って聞いていました。
この記事では、「人対人の英会話、タイ語会話」を目指して「やって欲しいこと」をお伝えします。
また、30歳から20年ほど習い事をやってきた経験を持つ身としても、「長く付き合うポイント」についてお話します。私の経験がお役に立てれば幸いです。
①声を出すこと
人との会話は声に出す活動です。
「自分の下手な発音を聞きたくないから声に出したくない」と言う方がいます。
「自分の発音が下手」だと思うのなら、そこから変わるにはどうするかを考えませんか?
あなたの声も表情も、英会話やタイ語会話の相手に届くのです。
恥ずかしい気持ちは、自分だけに見えることです。
どうしても恥ずかしいのなら、何故そうなのか一度その理由を整理されることをおすすめします。
②カタカナ発音をやめること
単語やフレーズの発音練習の際、カタカナ発音は絶対にやめてください。
カタカナは外来語ですが、日本語発音です。
「レモン」や「トムヤムクン」では通じません。
⚫︎レモンの英語発音
以下ページ内の「音声ボタン」を押して聞いてみてください。
⚫︎トムヤムクンのタイ語発音
以下ページ内の「音声ボタン」を押して聞いてみてください。
カタカナ発音で練習していると、英語やタイ語本来の音を聞く耳を育てられません。
最初からカタカナ発音で妥協してしまうとそれが癖として根付き、後になってからの修正が難しくなります。
③芝居・イメージトレーニング
会話フレーズ練習の際、試験前のように黙読したりブツブツ言うだけでの練習はやめましょう。
しつこいですが、会話には相手がいます。
相手、会話の場所をイメージしてください。
芝居だと思って立ち居振る舞いやアイコンタクトをプラスして、フレーズを声に出して読み上げてください。
会話の理想は、その現場に相応しいフレーズがスッと出てくること。
聞き取れないときに「もう一度おっしゃってください」と言えること。
例えば、
空港でトイレの場所を聞きたい時、
パッとそのフレーズが出てくるには、
練習時に空港、空港の職員をイメージして芝居をしておくと効果的です。
要は、「練習しているそのフレーズ、どこで使いますか?」ということです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128356744/picture_pc_7b772b768566bdf1e7a058aa77c2f83d.png?width=1200)
イメージトレーニングで、英語やタイ語で会話する覚悟もできるようになります。
相手を想定する練習では、ついでに聞き返しフレーズの練習もしましょう。
聞き取れないときの返し方を知っていると、会話が続きます。
スムーズなやり取り、スマートな言い回しだけが会話ではありません。
日本語の時の会話をよく思い出してみてください。
④文を前から読むこと
英語やタイ語の語順は日本語とは違います。
後ろから訳さず、語順の通りに理解をしていきましょう。
読み方は以下記事をご参照ください。
⑤右肩上がりを期待し過ぎないこと
大人からの習い事、特に仕事以外の人生充実の目的の場合、思うように伸びず続ける意義を見失いがちです。
私も30歳ごろから50歳付近まで20年くらいゴスペルやジャズボーカル、ピアノを続けていました。
(コロナ禍で思うような活動ができなくなり、今は音楽をお休みしています)
音楽は生業ではありませんでしたし、仕事や家庭を抱えながらの音楽活動でしたので、右肩上がりよりも、波線(〰️〰️〰️)がずっと長く続いていたと思います。
高い音楽スキルは身につかず、「上がっては落ち上がっては落ち」の連続でしたが、でも関われることが幸せでした。
そして、明らかに全くやらない人よりかは経験は詰めたと思っています。
正直語学も「覚えては忘れ」、「一歩進んで二歩下がる」の連続かもしれません。
でも、続けている方が経験が増え、質も維持できるということを忘れないでください。
大人からの習い事は、右肩上がりを期待するあまり、伸びないと簡単にやめがちですが、やめては終わりなのです。
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どうしても「右肩上がり」が欲しいのなら、思い切って仕事にすることも有りです。
しかし、それは大きなキャリアチェンジになりますので、何かを犠牲にする覚悟も強いられるということです。
⑥何のためにやり続ける?
そもそも日本国内は、英語、タイ語を使わなくても暮らして行けます。
わざわざ使わない言語をやり続ける意味はどこにありますか?
外国人に道を聞かれてスラスラ答えられるようになりたいのか?
お店に入って来た外国人のお客様をおもてなししたいのか?
いつか行く海外に向けて、現地で生きるスキルを身につけるためなのか?
「●●したらゲームクリア」のようにいかないのが語学の世界です。
日本にはこのように考える人が多いので、検定試験がやたらと多く、受ける人も多いのだと思います。
腕試しをするのは良いことですが、試験で高スコアを取っても、相手の国の人とスムーズに会話できる保証はありません。
ハイスコアを取っていて、海外の人とちゃんと会話ができる人は、相手が興味を持つコンテンツを持ち、かつ人格も磨いているのではないでしょうか?
語学と関わることは、相手の国の人のことも、自分のことも考え続けることというです。
⑦日々のイメトレは5分程度でOK
先ほど、自主練習の際イメージトレーニングをおすすめしました。
改めてその必要性をお伝えします。
日本は英語もタイ語も使わずに暮らせる国です。
英語やタイ語を使うタイミングは、いつも突然です。
普段から英語、タイ語と関わり続けていると、とっさのタイミングで対応できるようになります。
日々5分程度でOKです。
日常生活の中で、ちびりちびりやりましょう。
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付け加えるならば、講師からの正しいアドバイスの元で。
カタカナ発音練習がNGの本当の理由
何度も言いますが、カタカナ発音での練習はやめてくださいね。
カタカナ発音は通じるかもしれませんが、
英語やタイ語本来の音を聞きとれません。
英語、タイ語を聞く耳を育てられません。
それは、相手の国の人の話が聞き取れないということです。
さらに、カタカナ発音癖がつくとそれを取るのに
えらい手間と時間がかかります。
500円〜発音を学べます
最後に私の教室から出している発音テキストのお知らせです。
教室では英語、タイ語の発音テキストを作成・販売しています。
正しい発音には知識が必要です。
「レモン」や「トムヤムクン」を正しく発音できるようになりたい方、ぜひご利用ください。
⚫︎デジタル 500円
⚫︎紙 800円
大人からの英語、タイ語は、視野を広げ新しい価値観に出会える良い機会です。
ぜひ、チャレンジしてみませんか?
それでは、今回はこの辺で失礼します。最後までお読みいただきありがとうございました。