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同意できないなら一旦NOを~成人年齢18歳に引き下げから改めて考えたこと

本日は2022年3月31日。
明日4月1日から成人年齢が18歳に引き下げられます。

2020年、2021年度、英語、タイ語だけでなく、神奈川県横須賀市の公立中学校の2年生にマナーを教えてきました。

中学2年生といえば14歳くらいでしょうか?あと4年ほどで「成人」扱いされることになります。

2022年度もご依頼をいただいた場合に備えて、マナー講習でも何かお伝えできることはないかと思い、少しずつ関連記事を読んでいます。

「成人年齢18歳に引き下げ」の記事から、これから18歳を迎える方だけなく、全ての大人の方にも改めて考える必要があることがいくつか見えてきました。いくつか綴ってみたいと思います。



よく分からない、同意できないなら一旦NOを

18歳になったら、いろいろな契約ごとができるようになります。携帯電話、一人暮らし用の部屋、クレジットカードなどです。

これらの契約を結ぶには、長文の契約書、規約、同意書などを読む必要があります。

皆ができるといいなあと考えているのは、「良く分からない、同意できないなら一旦NOを」ということです。

同意を急かされその場をやり過ごすためにさっさと署名したり、知識がないまま良く分からないけどとりあえずサインすることは避けたいものですね。


日本人は言葉によらないコミュニケーションを好みがち

タイのホテルで働いていたときに、ホテルのタイ人マネージャーやスタッフから言われたことを今でも覚えています。

「あなたが何をしてほしいかは、必ず言うようにしてくださいね」

そのホテルでは私の前にも代々日本人スタッフが働いてきていました。

きっと日本人の「言葉によらないコミュニケーションを好みがち」なことを知っていたのでしょう。

「察しがつく」とか、「相手の気持ちを察する」は、海外ではほぼ通じないと思ってください。

コロナ禍、ネットでのやり取りが増えた昨今、「察してよ」の人が多くなってきているような気がします。

でも、人間社会はあまりにも多様。察しても外れていることだってあります。

自分が何をしたいのか、相手に何をしてほしくないのかは、丁重に言葉に出す必要があるのです。


断り上手・断わられ上手になろう

日本には「断ったら相手が傷つく」、「断られたら自分自身が否定されたかも」と考えてしまう風潮があります。
私もそのような考えの中で育ってきました。

これからはこの考えを改め、「断り上手・断られ上手」になりたいと思います。

例えば、友達から「今度家に来てね」と言われた時、飲み会の誘いがあった時。
「行きたい」のなら積極的に足が向くのですが、「行く気分になれない」時だってあるのではないでしょうか?

「行きたくない」すなわち、言われていることに対し同意できないと思った時、なぜその気持ちになるのか一旦考えてみるといいと思います。

体調が悪い、好きな雰囲気のお店ではない、大人数が苦手など、その誘いにのりたくないと思わせる要素はありませんか?

断るときは、「お誘いありがとうございます。でも今回は・・・なので遠慮させていただきます」のように、言える範囲で理由を伝えるといいのではないでしょうか?

自分が誘って相手に断られたときも、自分自身を全否定されたわけではなく、あくまで「誘った内容」に対してNOを言われただけだと考えたいです。

嫌なまま誘いに乗られても、後味が悪くなることもあると思います。

人との関係はご縁でもあるので、断られた相手とまたご縁があればご一緒できるでしょう。
断られた相手とそれっきりになったら、そこまでのご縁だったと考えればいいと思います。


皆に合わせるよりも、自分が生きやすい選択を

3月、4月のような退職、人事異動の多いときには、いろいろな誘い事が多くなります。
有志一同でプレゼントを贈る、色紙に一言を書く、送別会の参加などです。

自分にとって、退職・異動する人が本当にお世話になった人で、心から感謝の気持ちをプレゼントで表したい、美味しい料理を囲んでお話したい場合は大いにそうすればいいと思います。

しかし、その逆があるのも人間関係。自分とあまり折り合いが良くなかった相手の場合、それらのお誘いには丁重にNOをし、ご本人とはご挨拶だけに留めておくのも有りだと思います。

自分の気持ちが乗らないまま皆が向く方に無理に合わせるのではなく、「自分が生きやすい選択」を考えていきたいですね。

そうすることで、「程よい距離感での人間関係」を作っていけたらと思います。

少しずつ、以下のような記事、本も読んでいます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。