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ひと駅分の物語。 「 u ra o mo te 」

 「 u ra o mo te 」


露ほども
身動きできぬ
かじけ鳥。

寒九の雨に
すすり鳴く
ひとり。

とは、裏腹に

崖っ淵
顰めっ面を
叩き蹴る、
もののけ風に
跳梁跋扈の天逆毎。

どちらも、この身の中に在り。



田沢湖
誰もいない、音もない日だった。



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