肖像画だけは勘弁! "ロートレック展 時をつかむ線"
リュック1つで、ふらりアート旅。
久しぶりに新宿へ。
現在、SOMPO美術館で
ロートレック展 時をつかむ線
が開催中。
と、その前にしっかり水分補給が必要。
梅雨明けし、一気に暑さも増してきた。。。
ミュージアムから近いこのカフェ。
バリスタ世界チャンピオンの
ポール・バセットの店、Paul Bassett。
新宿の中でも、開放感あって案外好きな場所。
今回はカフェラテと、アフォガードを注文。
どちらも香り高い!!
こんなアフォガードを食べたら、
ファミレスのアフォガードは、
もう食べられなくなってしまう・・・。
一息いれて、気合十分で館内へ。
館内は、数点だけ撮影可能。
ロートレックと言えば、
すぐに思い浮かぶことが2つある。
1つは、線。
”ちょっと崩れたような線”
とでも言えばよいだろうか。
シンプルな線だけで
味のある絵になってしまうのが、凄い。
もう1つは、色合い。
独特の赤色が印象的。
黄色も、山吹き色のような色合いで
見ただけで、ロートレック!と分かる。
ロートレックは好きな画家で
これまで何度も展覧会を見に行ったが、
1つだけ気になることがある。
それは、人物画で人気の画家なのに、
顔が微妙なこと。
若い時代のデッサン画を見ると、写実的である。
ところが、経験を積み、
ロートレック風の味が出てくるころから
様子が変わってくる。
私が思うに、どうも実際より、
ちょっと不細工気味に描いている気がする。
いや、はっきり言うと、
あえてブサイクに描いていたようにしか思えない。
どの絵を見ても、美人がいない。
ほんとに一人もいない(笑)
でも、実物は、そんなことはないはず。
なぜだろう?
普通は、ちょっと美化して描く傾向だから、
あえて逆張りか??
有名な画家に肖像画を描いてもらえるのは
大変光栄なこと。
昔のパリの社交界では、
一流画家に肖像画を描いてもらうことが
ステータスになったという。
だけど、私はロートレックに描いてもらうのだけは嫌だ。
こんな「おばおじ?!」に描かれては、
部屋にも、どこにも飾れない・・・・。
どうせ崩して描かれるなら、
ピカソのように、キュビズム的に描かれる方が
私は好きかもしれない。
一目見ただけで、
誰の作品か、分かるような画風を築くのは、
非常に難しい。
私も、まだまだ模索中だ。
そういう意味で、
ロートレックから学ぶものは沢山あった。
最後に、この美術館の目玉作品である
ゴッホの「ひまわり」をじっくり鑑賞。
写真撮影OKであるが、
絵と一緒に撮影することは禁止。
なぜなのか????
画の品格が損なわれるから??
理由は分からないが、とっても気になる(笑)
帰宅して思う。
ロートレックの少し崩れて描く線。
5本指ソックスで再現すると、こんな感じだろうか??
いろいろな刺激を受け、
楽しいアート旅であった。
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