90才の奇才アーティスト! 宇野亜喜良展
リュック1つで、ふらりアート旅。
今回は、初台で下車。
宇野亜喜良展
東京オペラシティ・アートギャラリーで開催中。
パンフレットを見た時、
正直興味を感じなかった。
好きな系統でもないし、画風でもない。
だが、私の大好きな画家横尾忠則氏と
宇野亜喜良氏は、
一緒に活動していたことを知った。
絵本も一緒に出版しており、
今回、復刻販売されている。
横尾忠則というキーワードで、
展覧会へ行ってみることにした(笑)
この展覧会は撮影自由なので、
以下、写真入りでレポートする。
会場に入って最初に興味を持ったのは、
この自画像。
宇野氏が子どもの頃に描いた絵だが、
既に才能が伺える。
キュビズム的なこの雰囲気は、
ピカソの影響を受けているのだろうか?
そんなことを考えながら見ていると、
だんだん画風が変化してくる。
ちょっとホラーチックでありながら
キュートさもあり、
知らないうちに、引き込まれていく。
絵だけでなく、
色使いも魅力的!!
かと思えば、
モノトーンで表現した作品も多くあり、
画風も変化し続けている。
ノスタルジックな表情で描かれた女性。
ちょっと怖いんだけど、見てしまう。。。。
これが、宇野亜喜良氏の魅力だろうか?
多くの作品が展示されている中で、
全く作風の違うこの画に目が留まる。
リアルなモノクロ調だからこそ、
逆に目を惹くし、目立っている。
改めて、いろいろな画風で
表現できるすばらしさを感じた。
アーティストならば、
その人の作品だとすぐわかるような絵で
なければならないと思ってたが、
この展覧会を見て考えが変わった。
宇野作品は多彩な画風だが、
どこかにその人らしさがあるのも魅力。
また、絵本や舞台美術も手掛けられ、
大活躍していたことも、初めて知った。
見れば見るほど、
画の繊細さ、色使いに興味が沸く。
当初、10分くらいで見終えると思っていたが、
2時間近くじっくり見てしまった(笑)
年齢を重ねるごとに、
宇野氏の斬新さが炸裂し始める。
ちょっと不気味で、ファンタジー。
餃子と姫をコラボする斬新さ!(笑)
ウケる!
一見おふざけにも見えるが、
こういう発想、なかなか出来ない。
これぞ!アーティスト!!
すっかりファンになってしまった(笑)
宇野氏の言葉も素敵!
90歳になる今も、
斬新な作品を生み出す宇野氏を
これからも追っていこう!
興味のない展覧会も、
とりあえず行ってみた結果、
大きな刺激をもらうことがある。
ファンになることもある。
もし行かなかったら、
なんの気づきも、学びもなかったはず。
たった1つの選択次第で
人生が変わることだってある。
面倒くさがって動かないと損だ!
これからも、
興味あることだけじゃなく、
興味のないことにも目を向けて
生きていこう!
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