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写真家ソール・ライターを見て思うこと
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人気の写真家ソール・ライターの
展覧会、
ソール・ライターの原点 ニューヨークの色
を見たときのこと。
ソール・ライターの展覧会は
これで3回目。
2年に1回くらいのペースで
見ている気がする。
最初は、
なにがどういいのか???
さっぱり分からなかった。
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しかし、分からずとも、
分かったふりをして
何度も見ているうちに、
ソール・ライターの魅力が、
少しずつ分かるようになった気が(笑)
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だんだん面白くなってきたので
ソール・ライターの本(写真集)を買って、
たまにパラパラと眺めている。
今では、
写真をパッとみたら、
「これ、ソール・ライター撮影かな?」
と分かるようになっている。
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ソール・ライターの個性に
少しずつ、目が慣れたのかもしれない。
目も磨かれたのかもしれない。
私は、食べることが大好き!
珍しいものは、必ず食べてみる。
苦手なものも、
時間をおいて、スパイスなどトッピングし
食べてみる。
食べているうちに、
苦手な味も、うま味に感じたり
クセになりハマってしまうものさえある。
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食べ物は口で食べるが、
アートは、目で食べる!
と私は思っている。
よく、美食家のことを
「口が肥えている」
というが、
芸術センスがある人のことは、
「目が肥えている」
という。
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このことからも、
アートは目で食べる!
と勝手に私は理解している。(笑)
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ソール・ライターは、
写真家として有名。
アメリカの人気雑誌ハーパーズ・バザーなどでも
多くの実績を残している。
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しかし実は、
最初は画家を目指していたらしい。
展覧会では、そんなソール・ライター画の作品も展示。
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思い描いていた画家とは違う人生になったが、
写真家として、
思いがけない人生へと転身したのではないか。
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私も思い通りにいかず
落ち込むことがある。
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そんな時、
思い通りにいく人生より
思いもよらぬ人生の方が、ワクワクしていい!
と考えるようにしている。
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私は方向音痴が特技であるが、
人生においても方向音痴だといえる。
ぜんぜん目標通りに進まない・・・
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もはや目標などない方が、
その目標以上の結果が出ることが多いかもしれない。
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とはいえ、
先々のことを考えると、
こんな生き方でいいのかな・・・??
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と思うこともあるが、
今が充実していれば
その延長で全てうまくいく!
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目標など無くてもいい!
そう思っているので、
指導する学生にも、将来の夢や目標などを聞かなくなった。
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私自身が、必要性を感じないことは
学生にも答えを強要しない。
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ソール・ライターの作品は
自由だ。
上手いだとか下手だとか、
需要があるとかないとか、
そんなことは微塵も考えずに
撮影していたことだろう。
遊び心があるし、
1枚1枚に人間味を感じる。
ちょっと変な人かもしれないが、
間違いなく、いい人のはず(笑)
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今日は今日の風が吹き、
明日は明日の風が吹く。
私も自由気ままに、
心が躍る方向を目指していきたい。
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