マイクロファイナンス

 東京大学大学院の国際協力学専攻の入試では事前に入試要項に書かれているワードについての小論文があります。今回はその中の一つ、『マイクロファイナンス』について私が受験中にまとめたものを公開します。

マイクロファイナンスとは
貧困層低所得層向けの貯蓄、融資、送金、保険などを無担保で貸し付ける少額の金融サービスの総称。途上国では企業による雇用の機会が少ないため、労働者の多くは自営業で生計を立てることとなり、不安定な生活を続けている。これら零細事業の運営にマイクロファイナンスを役立て、自立して、貧困から脱出することを目指せる。従来の開発支援と違い、無償で与えられることがないため、受益者は援助漬けにならず、自らの手で収益活動を行い、自立を目指せる。また、返済の義務から受益者は自分の人生に責任を持つことができる。

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