家族に内緒でCDを作ろうとしていたけれど、結局家族がいなかったら出来なかったことでした
今朝目が覚めて窓を開けて外を見ると、真夏の太陽光共に、セミの声そして風にそよぐ木の葉の音が入ってきました。
そんなに強い風が吹いているわけではないのに、木の枝がゆっくりと揺らいでいるのを見ていたら、美しいなぁ…と心が弛みました。
今回、長年の念願だったCD作りが実現したのですが、最初、実現するに当たって私はこれを家族に内緒でやろうとしていました。(因みに私は出産が遅かったので、特に末っ子は40代での出産。今年大学を出て社会人になったばかりです。)
内緒にしたかったのは、
まず、CDの作り方をネットで調べていましたが、かかる費用というのはやり方によってかなりの幅があることを知りました。(ですから、やり方によっては安価で良いものも作れると思います。)
私はこれは一生に一度の経験になるかもしれないから、自分の納得の行くやり方でやりたいと思っていました。
というのは、過去に非売品ではあるけれどCD を作ってもらったことがあったり、ある人が私のオリジナル曲で歌もののCDを作ろうとして、私の知らないところで話が進んでレコ発ライブの日取りまで決まったりもしたのですが、いずれも私が作りたいと思っていたものとは違っていました。
そんな経験から、ここはこうしたい、あそこはああしたい…という思いがありました。
そして、作曲以外は人にやってもらわなければならないことが多い私にはそれなりのお金も必要になります。
プロに任せて安心できることはお任せすることも大事でした。
私は本業は英語講師なので(現在は休業中)、音楽は家族から見れば趣味に過ぎないですから、この歳になって家族から
「今更お金をかけてCD作ってどうするの?」
…と言われたわけではなくて、言われたり思われたりするのではないか…
と、私が勝手に思い込んでいたのです。
その上、過去記事にも書きましたが、ある人から仕事として作曲して欲しいと依頼されたのに立ち消えになったり(してしまったり)、他にも曲をリリースするならサポートするからと言われて、嬉しくて家族に話したりしたけれど、結局自分で演奏するなら…という条件つきでダメになったり。(私は若い時にはキーボードを弾いていましたが、指の関節症になったため演奏は出来ません。)
だから家族から
「どうせまた話だけでしょ」
…と言われたわけでははなくて、そう思われるかも、と私が勝手に思い込んでいたのです。
私にとっては大切なことだけれど、家族から見たら道楽とか贅沢に見えるのではないか…という思いもありました。
だから今回はこっそりやって、ほら、CD出来たよ!(ジャーン!)🤲💿のような感じにしたかったわけです。(子どもっぽいですね 笑)
それでもやっぱり色々動くにあたって、挙動不審になるかも…と、意を決して家族にCD作るよって話しました。
家族からは特に反応はなかったので、それぞれ何を感じていたかは分からないけれど、別にそこまで何か考えていたわけでもない、いわゆる私の自意識過剰だったと思います。
息子から「お母さんはあんまり自分のことにお金使ってないから、いいんじゃない」と言われた時にホッとしました。(実際、私は趣味にはそれなりにお金は使っているのですが。)
実際動き出してみると、何も分からないまま始めたので、周囲の人のサポートだけではなくて、家族の協力がなければできないことばかりでした。
ちゃんと話しても、実際、不安から心が不安定で挙動不審になっていたと今になって思います。
娘にはジャケットをデザインしてもらい、エンジニアさんやプレスの会社とのデータのやり取りではパソコン音痴な私では分からないことばかりで次男に手伝ってもらったり。
曲の音作りなどではエレキギターをやっている長男に相談したり。
そして、ミックス作業はエンジニアさんにスタジオで私とバンドメンバー立ち会いでしてもらったのですが、そろそろコロナが危なくなってきていた時期のことでした。
東京のスタジオまで電車だと時間がかかるので、旦那さんが車で連れて行ってくれて(私は免許持っていません)、ミックス作業が終わるまで(確か7時間近くかかりました)その辺をぶらぶらして待っていてくれたのです。
7時間もその辺ぶらぶらって、何してたんだろう…と思いますよね。しかもコロナで人混みを避けながらですから。私だったら無理です。
因みに旦那さんからは資金のサポートもありました。
そんな訳で、家族のお世話になりっぱなしで、ようやく出来たCDでした。
関わった全てのみなさん、そして私の家族のサポートあってのCDです。
今回、私がこのCDを作ったことで、家族を含めて人間関係の大切さや、もっと家族を信頼することを学びました。
最初の一歩を踏み出すまでも勇気がいったけれど、プロセスも不安ばかりで怖かった未知の世界での体験。
CD一枚作るのに、何をそんなに…と言われてしまうかもしれませんけれど、ずっと教育の世界だけにいたので、音楽の世界ではカルチャーショックも体験しました。
その分世界も広がったと思います。
人間、年齢とは関係なく、いつまでも新しい体験はできるものだと今回実感しました。
このCDでは、ここ12年程の間に書きためた多分70〜80曲くらいあるオリジナルから、自分なりにテーマに沿って選んだ6曲を、ご縁のあるdoe4の皆さん(動画の中で紹介しています)に依頼して演奏してもらっています。
レコーディングは都内の素晴らしいスタジオでミキシング、マスタリングまでして頂きましたので音も綺麗です。
こちらも未知の体験だった動画作りで自分で作成したアルバムトレーラーです。(今見直すと改善したいところはたくさんありますが…キリがないですね。)
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