【自分を知る】自分はマルチタスクだと勘違いして 無理していた話
まずはじめに、最近私の記事をみなさんのマガジンに追加していただくことが多くなりました。ありがとうございます。一件一件はご紹介しませんが、一人でも多くの方に読んでいただき、何かの参考にしていただいたり、楽しんで頂けると嬉しいです。
では、本文です。
私は自分のことを長らくマルチタスク人間だと思っていました。
そして、テキパキと仕事を片付けられる出来る人だと。
大卒後高校の先生していた時は、出来るつもりでたくさんの仕事を引き受けて抱えながら、テストの採点は自宅に持ち帰り、前日のテスト返しを翌日にして生徒を喜ばせ、一方で他の先生たちにプレッシャーを与えていたのでした。
でも、高校の先生の仕事は、教えるだけではなくて、保護者との対応、生徒指導、清掃指導、部活指導、進路指導、行事のマネジメント…と、私の苦手な仕事が一年目から山のようにありました。
本当なら、教えるだけでも手一杯なのに、初年度から他の仕事の出来る先生方と同じようにやろうとしていました。
キャパオーバーの先生生活は三年間でギブアップ。身体が持ちませんでした。
無理していたんですね。
以後は、教えるだけの塾講師や家庭教師をして、楽しいし、楽になりました。
結婚して子どもができてからは、3人の子どもの相手をしながら、英語のCDを流してリスニングしながらお料理していた時期もありました。
いつも何かしながら別のことをしていました。
子どもをおんぶしながら、自宅で英語を教えていたこともありました。
時間がもったいない⏰
時間を有効に使わないと…💦
そして、自分にはそれが出来ると思っていたのですね。
しかし、次第に身体はヘロヘロになり、体調は下降の一途をたどりました。
マルチタスク人間とは、マルチタスクしても《大丈夫》な人のこと。それをこなせる人のことですよね。
私はマルチタスクのふりをしてみたけれど、できていなかった人でした。トホホ。(トホホって古いかな😄)
この背景にあったのが、大きな思い込みです。
⚫︎一度にたくさんの仕事をこなせる人間に価値がある
まあ、世間一般常識的にはそうなのかもですけれど、でも、それって本当❓
特にそう考えて頑張っていた訳ではないけれど、無意識のうちにそんな刷り込みが出来ていたと思います。
これが「常識」の怖さですね。
本来の私はシングルタスクで、一つのことに集中してマイペースで仕事を進めるタイプの人間でした。
もうひとつ、これに関連した自分についての勘違いは、私はせっかちな性格であるというものです。
やらなければいけない仕事があると、さっさとやってしまわないと落ち着かなくて、「ホント、私ってせっかちだなぁ」と思っていました。
でも実は、「仕事を早く終わらせることが素晴らしい」という思い込みから、ただ《焦って》仕事していただけでした。
本来は、せっかちではなくて、のんびり屋さんです。
のんびり屋さんが「早くやらないと💦」と焦っていたのでした。
それに気づいてからは、まさに今どき世を挙げて絶賛キャンペーン中の(笑)…
「自分らしく生きよう」
に従って、シングルタスクのマイペースを実践しています。
みなさんには、「こうあるべき」「こうありたい」が、いつの間にか自分自身の姿だと勘違いしているところはありませんか❓
自分についての思い込み・勘違い…
自己観察してみると面白いです。
自分のことを書くのはちょっと恥ずかしいですけれど、何かの参考になれば嬉しいです。
おまけのオリジナル曲です。パソコンで一番最初に作ったトラックです。聞いていただけると嬉しいです。