【人間探求note】過剰ポテンシャル(リアリティ・トランサーフィンより)加筆しました
前にご紹介したヴァジム・ゼランド著「リアリティ・トランサーフィン」の中のコンセプト、過剰ポテンシャルについて書いてみます。
前にも書いたように、この本の生き方のヒントは、このおかしな世界をより楽に生きていくためのもので、その世界(=振り子の力に支配された世界・思考のマトリックスの中の世界)を抜けてしまったら、もう気にする必要はないと私は思っています。
ボチボチ抜ける人が増えてきているように、私には見えています。👍
ヴァジムさん独特のキーワード「過剰ポテンシャル」とは、
対象物(者)に必要以上の大きな意義を与えてしまった状態
のことです。
意義=思考エネルギーで、偏った思考エネルギーが自然のバランスを崩してしまうとのこと。
自然にある全てのものはバランスの取れた状態を目指しているので、そのバランスを崩すことが多くの問題を生み出します。
平衡力がそのアンバランスを元に戻す方向に働いて、意図したものと逆に向かってしまって、良い結果をもたらさない。
そんな感じですが、いまいち分かりにくいですね。
リアトラで言う「振り子」が人間の思考に過剰ポテンシャルを作らせてエネルギーの偏りを生じさせ、そこに平衡力が働いてバランスを取り戻させる…人間社会も人生もこれの繰り返し。
だから、いつも何かしら問題や争い、対立が起きて、またそれに同じ思考パターンで反応して…。
私はそんな風に捉えています。
私自身の日常的な些細なところから例を挙げてみますね。
このゴミ拾いの話。
私は以前から道に落ちているゴミを拾いたくなることがあったけれど、人に見られたら「善行を見せつけている」と思われるのではないか…という思い込みでフリーズしてしまい、できないでいたわけです。
「ゴミ拾い=善行・徳」という価値観。
だから人知れずこっそりとやる「べき」なのではないか❓人前でやるのは「偽善行為」なのではないか❓🤔(ゴミ拾いに「偽善」とか「善行」という大層な意味づけ)
ところが実際は
ゴミ拾い=ゴミ拾い
ただゴミを拾って捨てるだけのこと。特別な意義は持たない。
私は、そこに過剰な意義を与えてしまっていたのですね。
で、実際やってみたら、誰も見ていないし、気にもしていない。ただ拾って捨てて、おしまい。
「恥ずかしい」なんて思って長い間行動しないでいたのは、一体何の為❓😆
ただのゴミ拾いに、記事に書いたように、心の中ではこの大騒ぎ。😆⤴️心の中で葛藤していました。
不要な葛藤ですね。
大谷翔平は、人目など気にしないで、試合中でも公衆の面前で当たり前にささっとゴミを拾っていて、それが逆に人に感銘を与え、アメリカではある少年野球のチームがベンチ周りを綺麗にするようになったとか。
ゴミ拾いはどうでもいいような話ですが、こんな小さなことでも余計な思考や価値観か働いています。
ゼランドさんの本の中で他の例として、
⚫︎「何としてでも」出世しなければと「必死に頑張って」働いていたのに、適当にやっている人の方が評価されて、先に出世してしまった
⚫︎飲酒は「絶対に許さない」という女性が、結婚したら夫がアル中になった
⚫︎この夢を「絶対に叶えないと」幸せになれない…と与えた意義が大きければ大きい程叶いにくい
など、そんな過剰ポテンシャルの例をあげていました。
他にも、誰かや何かを必要以上に崇拝する、憎む、怖がる…全て過剰ポテンシャルで、自然のバランスを崩す思考エネルギーです。
偏った価値観は、平衡力によって修正される。
大きな所で言えば、先ごろの某国のコロナ・ゼロ政策なんかもそうかもしれません。
パンデミックでは、振り子の力と平衡力が、世界的に、かつてないほどに多大な影響力を発して、私たちは翻弄されていた(いまだに…という方もいるかもしれませんが)と思います。
全ての物事は本来はニュートラル。
そこに人間が意義を与えているわけですが、それが極端になればなるほど分極化を起こし、おかしなことになって行く。
その偏りは、プラス側でもマイナス側でも同じこと
…とリアトラでは言っています。
みなさんは人生を振り返ってみてどうでしょうか?私は結構色々思い当たることがあります。😱
ヴァジム・ゼランドは、過剰ポテンシャルを作ってしまうのは振り子の誘導で、人は無意識のうちに振り子に操られて、対立・争いに我を忘れたような状態で加わってしまうと言っています。
そして何より、余計なことに心を奪われて自分の人生を生きることができなくなっているのです。
ヒントとして役立ちそうなら役立てて、「そんなことはないよ〜」という方は、スルーでどうぞ。
「過剰ポテンシャル」は難しいコンセプトのようですが、これを個人レベルで活用するために私なりに平たく言うと
深刻に考え過ぎないで、ゆる〜く、気楽にいこうよ
ひとつの価値観にしがみつかないで物事を柔軟に捉えよう
「これが絶対に…」は思考の歪みだよ(思考の歪みは世界を歪める)
ということになりそうです。
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