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デザイン&アートの季節がやってきた DESIGNART TOKYO 2023 vol.1
東京都内8つのエリアで行われる多彩な展示を、街歩きしながら楽しめるデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO」が今年もスタートしました。(開催期間:2023年10月20日(金)~29日(日))
さっそく昨日見てきた 外苑/表参道/原宿エリアの会場をご紹介しましょう。
まずは外苑駅の目の前にある「DESIGNART GALLERY」から。
NTT青山ビル(エスコルテ青山)の1階にあります。
MUUTO
まず注目したいのはニューノルディックデザインの旗手として人気を集めるデンマークの家具ブランド、
「MUUTO」(ムート)のポップアップストアです。
https://designart.jp/designarttokyo2023/exhibitions/4299/
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こちらの家具は彩度を抑えたやわらかな色彩が特徴の一つ。
彩度が高ければ色鮮やかで目をひく効果がありますが、その逆を行っています。
独特の落ち着いたマットな色合いは主張しないので、見た目にも穏やか。
いい意味で家具の存在感を抑えてくれるのです。
また、写真のように壁の色や柄を楽しむ空間では、こんな抑えた色彩の家具がよく合いますね。和の空間との相性もよさそうです。
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この椅子は「Cover Armchair」(アームなしのタイプもあり)。
スタッフに声をかけて、座り心地を試してみました
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アーム部分は成形合板(蒸気で曲げながら薄い板を圧着する製法)が使われていて、曲面のパーツがしっかりと体を支えてくれます。そして椅子が軽い!ストレスなく動かせるのは大きなポイントですね。
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こちらはテレワーク向けのコーディネート。
住まいになじむカジュアルなテイストながら、洗練されています。
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人気の「THE DOTS コートフック」も。
丸いフックを組み合わせてシンプルな壁面を楽しくするインテリアアイテムです。
MUUTOは北欧デザインの新しい潮流として以前から気になっていたブランドですが、まだ日本に直営店がないとは意外でした。
今回の会場であるエスコルテ青山に2024年春、日本初のオンリーショップがグランドオープンする予定です。
Ambientec
次は照明ブランド「Ambientec」のギャラリーへ。
https://designart.jp/designarttokyo2023/exhibitions/3774/
ここで気になるポータブルライトを見つけてしまいました!
「madco(マドコ)」です。
https://ambientec.co.jp/pages/euroluce-2023-madco
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ボール状の光源が360℃回転するデザインで4段階調光できます。
軽くて持ち運びがラクなのもうれしい。
カラーはオリーブ、桃、さくらんぼなど、果物から発想した5色展開。マットな落ち着いた色合いです。
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このAmbientecというブランドはもともと海中ライトメーカーなので、
防水性もあります。
例えばバスルームの照明を消し、このライトだけを点けて入浴すれば、
ぽっかり浮かんだ月を眺めるようなバスタイムが楽しめるんじゃないか…。
そんなイメージが浮かんできました(実際に試したわけではないので、あくまで妄想です)。
価格は約4万円。
11月2日からAmbientecのオンラインストアで発売予定だそうです。
Balloon lantern h220430
続いては隣の「Balloon lantern h220430」のコーナーへ。
https://designart.jp/designarttokyo2023/exhibitions/4829/
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充電式のLEDを仕込んだ、ガラス製の風船のランタンです。
イタリアのベネチア・ムラーノ島のガラス職人の高い技術を生かしています。
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風船の口の部分はガラス製とは思えない質感ですね。
Paola Lenti
最後は「SANLORENZO Lounge」のコーナー。
https://designart.jp/designarttokyo2023/exhibitions/5287/
会場のテラスにはアウトドアファニチャーのブランド、「Paola Lenti」のインテリアが展開されていました。
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ヴィヴィッドな家具の美しいこと!
ここにいるとイタリアにトリップした気分になれます。
ぜひ現地で実物を見ていただきたいですね。
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屋外で使う家具ブランドなので当たり前ですが、洗うこともできます。
スタッフによれば、小さな子どもがいる家庭で使われるケースもあるとのことでした。
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メイン会場のひとつである「DESIGNART GALLERY」、
会場内ではワークショップも開かれ賑わっていました。
よかったら出かけてみてください。
このあとは別の会場へ。
Vol.2へ続きます。