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便りのないのはよい便り

「便りのないのはよい便り」ということわざ、これは英語のNo news is good newsから来ているということを最近知りました。

うちの次女は学校の寮で暮らしていて、何かあればLINEで連絡してくるのですが、「お米なくなりそうだから送って」「後期の教科書代○○円いる」「カーペットに牛乳こぼしたんだけどどうしたらいい?」などなど、mala noticiaとまではいかないまでも、だいたいこっちのテンションが下がる内容。なので、次女からLINEが来るとちょっとドキドキします。何の音沙汰もないほうが「まあ元気にやってるんでしょ」と安心するという。

スペイン語にも同じようなことわざがあるのかなと思って調べてみたら、

Las malas noticias llegan las primeras.
〘諺〙 便りのないのはよい便り(←悪い知らせは真っ先に来る).出典:西和中辞典(小学館)

若干ニュアンスが違うような気もしますが、それらしきものはありました。

ただ、スペイン語の先生(メキシコ人)によると、No news is good newsなんてありえない。親しい人には特に用事がなくても「元気?」ってメッセージ送ったりするし、うちの母親なんて2~3日連絡しないだけでも「何してんの!元気にしてんの?」って聞いてくるしということだそうで。

ことわざを知る辞典」によれば、日本にこのことわざが入ってきたのは明治末期とのこと。大正時代には既に核家族化が進んできていたようだし、元々家族同士の関係がそんなに濃密でないという文化的背景もあって、このことわざが定着したのかもしれませんね。

*最近はなかなか気軽に遠出できないけど、寺社めぐりや街歩きが大好き。お気に入りスポットをちょこっとご紹介します。上の写真は国立民族学博物館(通称:民博)に展示されているアレブリヘ。民博にはこんな可愛くて面白いものがいっぱい(写真も撮り放題)。大好きな場所です。

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