複数の小学校見学と 入学者選考
こんにちは(^^
今日は、発達障害のある長男 T が年長のころ、進路について、思い出すことを綴っていきます。2006~7年の内容です。
このころ、T の発達は彼なりに順調のように感じていて、自閉症的な悩みよりも、聞き取りやアンバランスさ...が気になっています。そこで、所属する「親の会」を変更しています。
「自閉症児・者親の会」→「学習障害児・者親の会」
年中のとき、校区の公立小学校を見学。特別支援学級は無い小学校でした。個人的な面談の時の感触から、他の小学校はどうなのかな...?と、調べ始めます。
年長の夏、近隣で、特別支援学級 のある小学校を4校、見学しています。
【1校目】ことばの教室で通っている小学校。区内で、最も古くから特別支援学級(旧:特殊学級)が開設されています。園友の多くが進学の予定。安心感はありますが、校区の指定変更届が必要。
見学した印象では、昔風な支援学級の運営(当時)で、たくさん走って体力作り、特別支援学級の児童だけでの活動が、日常的なカリキュラム。
【2校目】支援学級へ入学の場合に、校区となる小学校。夫・義父の母校です。T と夫も一緒に見学。通常教室とは離れた場所にある。見学時、上級生でずっと泣いている子が居たり、走り回っている子がいて、カリキュラムが成立していない様子。
見学の後、私たち夫婦と教頭・主任で、面談の時間。夫は「息子をなるべく育てたい」という要望を伝えたあと「息子への教育で、こちらでは何が可能ですか?」と問いかけています。
すると、教頭先生は笑顔を絶やさなかったのですが、主任の先生は「ご覧の通りで、個別具体的なご要望にお応えすること、現状では難しいと思います」的な発言を、正直にされていました。
丁寧にお礼を述べて帰宅。夫と話し合い、ここから他の進路への模索が、本格化していきます。
【3校目】1校と2校の中間地点にある小学校。特別支援学級は開設されたばかり。幼稚園 障がい児クラスの卒業生(元PTA会長のお子さん)が在籍。紹介してもらい見学。
開設から年が浅く、ほぼマンツーマン。散策・探検など、全く独自の個別カリキュラム多め。自由度がとても高くて魅力的でしたが、果たして T が社会生活へ適応する方向へ育つだろうか...は疑問。T は行動がパターン化しやすい。その観点から見ると、個性を尊重されすぎているように感じて、卒業後 T の行く末を少し不安に感じました。
【4校目】通える範囲、同区内の小学校。支援学級は3番手に古い。最も可もなく不可もない印象。この頃には、私が見学自体に疲れてきています...💦
最終的に、こちらへは進学しませんでしたが、この時に案内してくれた先生のご夫婦が、この地域で「チャレンジ ド サッカー⚽ チーム」を運営。
T は、ここの小学校の体育館やグラウンドへ、今でも時々通い、余暇活動として「チャレンジ ド サッカー」と、仲間とのコミュニケーションを楽しんでいます。
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晩秋...最初の 地元校区 小学校 を含め5校の見学を終えました。それでも、しっくりくる小学校は、決められませんでした。
地元校区の小学校と、教育委員会へは「特別支援学級 開設願」を提出。もし開級した場合には、必ず進学する条件ですが、地元 小学校 側から「来年度の開級は、残念ながら間に合わないです」との連絡を受けていました。
そんななか「学習障害児・者親の会」の関係者で、国立大学付属 小学校 特別支援学級 へ通っている人の存在を知ります。色々と伺いながら、自分でもさっそく調べ、資料を取り寄せてみました。
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【5校目】色々と考えた後、国立大学付属 小学校 の支援学級も見学。我が家からは、かなりの遠方です。私は、教育内容と教師陣の熱量と工夫に一目ぼれ。手続きも間に合います。夫に相談し、入学者選考を受けました。
入学者選考は、事前の 学級見学 と 教育相談 が必須。真冬の選考日には、保護者との面談、子どもとの面談(教室や体育館で関わりの様子など)。夫も来てくれています。
4組が選考会場にいました。入学枠も4つ。翌日の合格発表日。学校前の掲示板へ足を運ぶと... T は合格していました。名前があったのは3名。
ここから、夫の苦悩、私と意見が分かれます。(無事に落ち着きますが)
追記:この記事でクラッカーいただきました、応援ありがとうございます♬