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私の仕事と、彼の実家の雰囲気
こんにちは(^^
今日は、仕事で法務局内の書庫に通っていたときのことと、その頃の私生活で彼の実家に伺った時の印象を、思い出しながら綴ります。1996~7年ころです。
当時、土地家屋調査士の事務所に所属、私は製図が仕事です。調査士の社長は、新しもの好きでコンピュータに詳しく、不動産 土地 登記簿(公図)のデータ化事業を、自ら提案と推進し、最初に受注しました。
その流れで私は、いくつかの法務局 土地 登記簿が膨大に並ぶ書庫に、出入りして作業するようになります。
データ化された区画(図面)と、そこに隣接する古くからある登記簿の、整合性を確認したり、データ化による新たな公図番号を追記していく作業です。
急ぐ必要はないのですが、間違いはNG、残業も不可です。書庫内は、時間が止まったような空間に感じました。広めの作業空間を用意していただき、出入りする方は興味深そうに見学されて、みなさん親切でした。
その流れで、ちょっとしたお見合い話もいただいた感じです(^^
古くから何度も分筆を重ね、数値的、角度的にも明らかに不備があるような 土地の登記簿も、何度かお見かけしました。もちろん、こちらで勝手に判断は出来ません。時々、社長が来るタイミングに質問して、処理の判断を仰ぎました。
同じ書庫内に数か月通い、一通り作業が終了したら、別の法務局で、新たな区画...と、いった仕事でした。
当時、仕事の内容や時間が安定していたので、生活面も穏やかに過ごせていました。
プロポーズしてくれた彼は、実家暮らし。地方や関東への出張を、何度も繰り返していました。電話好きでしたが、プロポーズがあってからは、仕事の忙しさもあり、落ち着いていました。
合間に、ドライブデートや、お揃いの品物をショッピングして...楽しい時間を過ごすのと同時に、彼の家にも呼んでいただき、時々、顔を出すようになります。
ご両親はとても好意的で、会話のテンポが超 速かった!なぜか、ボウリングの中山律子さんの話題とか振られた(笑)のですが、当時の私は全く分からず...💦。それでも、すぐに私の事を気に入ってくれたようでした。
彼の洗車の手伝いで伺った時には、作業後に、一緒に焼肉をご馳走になりました。
彼の実家は、庭にイチイの木がある、とても古くて広~い一軒家で、更に奥に建て増ししていました。彼の部屋は、建て増しの2階です。後に、手前の古い家は、彼の亡き祖父 自身が手掛けた家だったことを知ります。
古い家は漆喰の壁で、配線は後付け、居間の中央には、煙突のある灯油ストーブがありました。その感じが、私の育った古い工場のある家の時や、母方の祖父母の家の雰囲気と重なり、私は彼の家族の暮らしぶりに、とても親しみを感じました。
それから、金銭的な感覚も、実は近いことを感じとります。彼の父は税理士事務所で働いており、基本 借金はNG。裏の敷地では、祖母と畑を作っていました。
このころ、彼の祖母は隣の家で1人暮らししていました。彼は大学生の時、祖母に、発売したての50万円程するコンピュータを買ってもらったから、今の自分がある、と、よく話してくれていました。
ノートパソコンに、何か自作プログラムで試行錯誤して、楽しんでいたり、F1が趣味だったり...
彼には、弟が1人います。女姉妹はいなかったので、気が楽かも...と思いました(笑)。ご家族は皆さん、飾らないマイペースな人柄でした。
仕事だけでは知り得ない世界が、一気に広がった感じがしていました。
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