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理学療法士 起業奮闘記 「事業ヒアリングで学んだこと」

だいぶ久々の投稿になりました。

SHIBUYA QWSでの活動開始から早6ヶ月、会員様に肩こり腰痛対策のコンディショニング実証実験を行い、現在市場にサービスを出すために事業内容をブラッシュアップする段階に入りました。

そのために今行っているのが「事業ヒアリング」です。
ヒアリングは自分の事業内容について、ユーザー候補となる方からフィードバックをいただくためのものです。

「お客さんは、理学療法士によるこのサービスをを必要としてくれているのか?」を仮説検証するためのものです。

難しいのはこの質問自体を相手に投げかけても無意味であることです。

ヒアリングで「それって必要だね」と言ってもらえることと
実際にお金を払って使ってもらえるサービスかどうかは全く別物
と言われています。

直接お客さんに聞かずして、どんな生活をしていて、どんな価値観を持っていて、本当に求めているのものは何か、対話しながら仮説検証して見つけていくという非常に高度な話力が求められます。

もう、私これが本当にコテンコテンに苦手でして💦
つい、肩こり腰痛困ってませんか?って誘導尋問したくなってしまう。。笑

相手ではなく、自分のサービスだけに目が行っている状態だとこうなるそうです。

QWSのスタッフさんにもシュミレーションに付き合ってもらいましたが、治さなきゃいけないとこがいっぱいある、とフィードバックをもらい、いくつかの企業さんにもヒアリングをさせてもらいましたが時間ばかりかかってしまい本丸の話に辿り着けず惨敗するというケースを5社ほど経験しました。

失敗の原因を考えると、自分の事業の説明が先に立ってしまっていて相手のことを聞き込む余裕がなかったんですよね。

そこで、一度自分の事業内容から少し距離を置いて、その方がどんな思いで仕事に向き合われているのかをヒアリングをしていくことにしました。

肩こり腰痛の多くは生活習慣によって起こることが多いので、相手の仕事への想いや向き合い方を知らないことには、理学療法士がどんなタイミングでどんな方法で入るのが適切なのかがわからず、自己満足なサービスで終わってしまうと思ったのです。

用意する質問内容を最小限にして、その方の仕事への向き合い方や価値観を理解することに徹する形に変化させてみました。

するとお互い予想だにしない方向に話が展開したり、別のアイデアが生まれたり、以前より創造的な時間を作れることが多くなってきました。

仕事をする人へ理学療法を提供することは、そもそも
「仕事とは何か?」
「よりよく仕事するってなんだ?」
を突き詰めることです。

相手の仕事への向き合い方や価値観。
しっかりと聞き込んで、デスクワーカーに理学療法士がどのような形で理学療法士が役立てるのかをさらに考えていきたいと思います。

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